エミリー・ラタコウスキーが“離婚リング”を初披露! 「男性を失ったからって、ダイヤまで奪われるべきではない」

  • 文:大村朱里

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Shutterstock-Andrea Raffin

 「男性を失ったからって、ダイヤまで奪われるべきではないーー」。エミリー・ラタコウスキーが、元夫から貰った婚約指輪をカスタマイズした「離婚リング」をお披露目。過去の恋愛のシンボルである "離婚指輪 "を大胆に身につけるその姿は大きな話題を呼んでいる。

4年間の結婚生活に終止符を打ったエミリー

トップモデル&女優として活躍し、現在はフェミニストのオピニオンリーダーとしても注目を浴びているエミリー・ラタコウスキー。彼女は2018年、映画プロデューサーのセバスチャン・ベア=マクラードとの電撃結婚式を発表。当時の婚約指輪は、ペアシェイプとプリンセスカットのダイヤモンドをあしらった2石の「トワ・エ・モワ」デザインというユニークなもので、このデザインは瞬く間にトレンドとなった。

しかし2022年9月、エミリーとセバスチャンは4年間の結婚生活に終止符を打ち、ファンを驚かせた。

婚約指輪をカスタマイズ...?

エミリーは3月20日、自身のインスタグラムで「離婚リング」とシンプルなキャプションとともに2つの離婚リングを披露。写真には、ベッドでくつろぐ彼女の薬指と小指に、オリジナルの婚約指輪の2石のダイヤから作られたというリング2本が輝いている。また、彼女がカメラ目線で指輪を披露する動画も載せられていた。

彼女は、婚約指輪を辛い思い出としてしまっておくのではなく、カスタマイズをしてリングを新しいものにするという創造的な解決策を選んだのだ。

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離婚リングのデザイナー、SNSでコメント

この指輪をデザインしたのは、NYを中心に活躍するアリソン・ルー。彼女は指輪をカスタマイズする過程をインスタグラムのリールで公開している。映像の中でルーは指輪をデザインする興奮をあらわにし、エミリーがそのアイデアを気に入っている様子を投稿。

「少しだけ作る裏側を...私たちは、エミリーの象徴的な2石のエンゲージリングを改造し、この2つの美しいリングを作りました。彼女の婚約指輪も感動的でしたが、離婚リングの進化を見るのが待ちきれません」とキャプションを添えた。

「女性がダイヤまで奪われるべきではない」エミリーの強いメッセージ

エミリーは、この指輪はステファニー・ダンラーのエッセイを読んでインスピレーションを得たとVOGUE誌のインタビューに語っている。そのエッセイでは、作家の祖母が過去の結婚で使った宝石で指輪を作ったことが紹介されている。

「一人の女性が歩んできた多くの人生を、指輪に表現するというアイデアが気に入りました。とても気に入っているから、寝る時もつけたまま、まだ外せないの」

さらに「男性を失ったからといって、女性がダイヤまで奪われるべきではないと思う」 「指輪は私自身の歩みを象徴しているのです」と続けた。

エミリーはキャリアを通じて、女性のエンパワーメントとセクシュアリティについて常に声を上げてきた。婚約指輪のデザインを変えるというエミリーのアイデアは、オピニオンリーダーとして役割を担う彼女らしい決断だとも感じられる。

婚約指輪は永遠のシンボルであり、永続する愛を常に思い出させるものとみなされてきた。しかし、別れは常に起こるものであり、エミリーの「離婚リング」は世間に新鮮な視点を持たせ、過去の愛だけでなく、自立、成長、そして前進を表すという新しい意味をもたらした。

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上半身裸(?)のセクシーな姿がで離婚指輪を披露するエミリー。

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エミリーの離婚指輪を手がけたアリソン・ルー。映像の中でルーは指輪をデザインする興奮をあらわにしていた。