写真加工で物議を醸したキャサリン皇太子妃、陰謀論が渦巻く中でがんと診断されたことを公表

  • 文:千歳香奈子

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2023年に撮影されたキャサリン妃。B. Lenoir-Shutterstock

2024年1月16日に腹部の手術を受け、自宅療養中だった英王室のキャサリン皇太子妃が3月22日、がんと診断されて治療中であることを自らの言葉で明かした。

キャサリン妃を巡っては、病名や手術の詳細を伏せていたことに加えて昨年末から公の場に姿を見せていないことなどから健康状態を懸念する声が上がり、重病説や昏睡状態説などが浮上していた。

そんな中で、英国の母の日である3月10日に公開した家族写真に不自然な点が複数個所見つかり、写真加工を行っていたことが発覚。通信社が配信を停止する騒動に発展した。異例ともいえる謝罪声明を発表するも事態は沈静化せず、ネットでは陰謀論が急速に拡大していった。

外出姿がパパラッチされるも別人説

ウィリアム皇太子が撮影した3人の子どもたちと共に並ぶポートレートを加工したことで混乱を招いたと謝罪した妃だったが、王室が妃の健康状態を隠蔽しているなどの憶測が広がり、行方不明説までささやかれる事態となった。

その後、皇太子と共にウインザーの自宅近くにある農産物や食品を販売するファーム・ショップに買い物に出かる姿がパパラッチされると、今度は動画の人物は「別人である」との声まで飛び出した。

がん治療を告白する動画を投稿

陰謀論が広まる中、ついに公式X(旧ツイッター)で自らの病状を告白する動画を公開。当初はがんの疑いはないとされていたが、術後の検査でがんであることが発覚したと明かした。

ショッキングな事実だったと話し、子供たちに適切な方法で説明し、安心させるために時間が必要だったなどと述べ、騒動への幕引きを図った。

予防的に化学療法を受けるべきだとのアドバイスを受け、それに従って治療の初期段階であることも明かしている。公務復帰については公式な発表はないが、4月以降になる見通しだと伝えられている。

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 術後初めて外出する姿が動画に撮られたキャサリン皇太子妃。

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写真修整が発覚して物議を醸した家族写真。

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ウィリアム皇太子と車で外出する写真にも加工疑惑が浮上。

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がんを公表したキャサリン皇太子