ホクロの有無に不自然な鼻の形…キャサリン妃が謝罪した“加工写真”とは? 通信社が「加工の跡あり」と認定

  • 文:山川真智子

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2022年に撮影されたキャサリン妃。Chris Brunt-Shutterstock

1月に腹部の手術を受け、現在療養中のキャサリン妃だが、退院後の様子や病状がほとんど報道されていないため、さまざまな憶測が飛び交っている。これを収めるためか、英王室は母の日(イギリスでは今年は3月10日)に、術後初めて撮影されたキャサリン妃と子供たちの写真を公開した。ところがこの写真が不自然だという指摘が次々と出て、キャサリン妃が謝罪メッセージを投稿する事態になっている。

加工の跡あり!通信社が判定

王室が公開したキャサリン妃の最新写真の写真は、メディアが大々的に取り上げたが、ロイター、AP、AFPといった大手通信社が、一転この写真を自社のシステムとアーカイブから削除したと発表した。

スカイ・ニュースの問い合わせに対し、APはシャーロット王女の左手に不審な点があると回答。元の写真が操作されている可能性があり、使用を撤回したとしている。

写真を見たジャーナリストや一般人からも、いくつかのおかしな箇所を指摘する投稿がソーシャルメディアで相次ぎ、さまざまな憶測が飛び交う事態となった。翌日、キャサリン妃はXの公式アカウントにメッセージを投稿。他のアマチュア写真家がやっているように、自分も時々写真を編集すると説明し、今回の混乱を引き起こしたことを謝罪している。

もっとも、専門的な目的で撮影された写真の世界でも、編集は一般的な慣行だという。スカイ・ニュースは、改ざん疑惑が出た時点で、ケンジントン宮殿が写真をよく見せること以上の意図があって改ざんしたとは、一概には言えないと指摘していた。しかし、この写真を巡る混乱は、キャサリン妃の手術以来、ネット上で渦巻いているさまざまな陰謀論に、拍車をかけることになりそうだとしている。

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パパラッチ写真にも疑惑 ネットは大盛り上がり

実はこの写真の数日前に、米エンタメ・サイトTMZが、キャサリン妃が母親と車に乗る姿を捉えたとする写真を掲載し、こちらも話題になった。ニューヨーカー誌によれば、イギリスのニュースメディアは、この写真掲載を拒否したという。

しかし、写真はソーシャルメディアで拡散され、多くの人がその信ぴょう性について投稿し始めた。写真のキャサリン妃について、「あるはずのほくろが欠けている」「鼻の形が違う」「妹のピッパではないのか」「いやマダムタッソーの蝋人形だ」などさまざまな投稿が並んでおり、情報がないため、余計に人々の熱狂と憶測が作り出されたとも言える。

すべては予定通り それでも熱狂は続く

エンタメ・サイト、ベッチズは、キャサリン妃は、出産後わずか数時間で赤ちゃんを腕に抱き、しっかりフルメイクで登場するような女性だと指摘。王室から回復は順調だという発表はあるものの、全く姿を現さないのは、何か宮殿内で怪しいことが起きていると思ってしまうと述べる。

一方ニューヨーカー誌は、王室が何かを隠しているという意見に異を唱える。王室が言った通り、入院から約2週間後の1月29日にはキャサリン妃は家に帰り、その後自宅療養をしている。また手術に際し、個人的な医療情報は非公開にしたいというキャサリン妃の願いを理解してもらいたいという説明もあった。公務復帰はイースター終了後で、共有すべき新情報がある場合のみ、情報提供をすると声明も出されており、すべては王室の発表通りであることは、熱狂のなかでも覚えておくべきだと指摘した。

イースターまであと数週間。キャサリン妃不在の混乱と過熱する報道は、もうしばらく続きそうだ。

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キャサリン妃が謝罪した“加工写真”。術後初として、投稿された。

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写真の不審な点を挙げたジャーナリストの投稿。

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具体的におかしい部分を指摘する投稿。

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ロイター通信の写真使用撤回を伝える投稿。

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あるはずのほくろが消えていると画像で指摘する投稿。

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 出産では常にフルメイクで公の場に姿を現していたキャサリン妃。