シングルオリジン豆を自由にブレンドして飲む!? 小川珈琲が麻布台ヒルズに新コンセプトで出店!

  • 写真・文:一史
Share:
DSC04123.jpg
小川珈琲の最新コンセプトショップ、「オガワコーヒー ラボラトリー アザブダイ」。

小川珈琲は京都の老舗である。店舗数の多いカフェ運営も、全国に卸すコーヒー豆の製造も京都が中心。その彼らが地元でなく東京に設けた実験的な店舗がある。それが「オガワコーヒー ラボラトリー(OGAWA COFFEE LABORATORY)」だ。桜新町、下北沢に続き2024年3月13日(水)に「麻布台ヒルズ」にオープンさせる3店舗目が、「オガワコーヒー ラボラトリー アザブダイ(OGAWA COFFEE LABORATORY 麻布台)」である。
“ラボ”の名の通りに、コーヒー業界で当たり前とされる常識を打ち破る“研究所”でもある。桜新町店は炭焼きの料理まで充実させた驚くほどメニュー数が多い店。下北沢店は客が器具を使い自分でコーヒーを淹れられる参加型の体験店舗。このたびの麻布台店は世界でオンリーワンのブレンド豆をつくれる、コーヒー豆との新しい付き合い方に焦点を当てた店である。同日にオープンする新エリア「麻布台ヒルズマーケット」の通路沿いに設けられた。

---fadeinPager---

DSC04141.jpg
バリスタがコンシェルジュのように、客のコーヒーの好みと希望を聞きつつブレンド豆を選んでいく。

15種類以上ものシングルオリジン豆から好きなものを選び、ブレンドして持ち帰れる。例えば、「爽やかな酸味のエチオピア イルガチェフェ モカが好きだけど、コクのあるブラジル ハイーニャも捨てがたい。このふたつをミックスして飲んだらどうなるだろう!?」といった願いを叶えられるのだ。店や豆の製造者が定めた一般的な“正解”を横目に見つつ(オガワコーヒー ラボラトリーにも既存のブレンド豆がある)、自己流の味を追求できるのが実に楽しい。

DSC04132.jpg
「酸味が好きで、でも浅煎りすぎない中深煎りくらいが理想」との客のオーダーを受けてバリスタが考案した3種類の組み合わせ。

---fadeinPager---

DSC04116.jpg
コーヒーを淹れるのに使う器具の相談もできる。「手挽きするなら」というお薦めのグラインダーを紹介してくれた。

コーヒー豆の名称に詳しくない人もまったく心配いらない。好きな味の傾向をバリスタに伝え、相談しつつ好みの味に追い込むのがこの店の基本である。完成度を左右するブレンドの割合もひとまずプロにお任せしよう。購入する前に試飲して味を確かめるのも可能だ。豆の種類によっては生豆もあり、店内の焙煎機で好みの煎り具合に仕上げて持ち帰れる。

DSC04151.jpg
豆をブレンドして試飲するのにバリスタが使ったのはエアロプレス。豆の特徴を最大限に引き出せる抽出器具だ。※今回は取材での特別対応。通常はフレンチプレスでの抽出、またはコーヒーの風味を試す「カッピング」で口に含みテイスティングする。
DSC04160.jpg
カウンター越しでのバリスタとのやり取りは下北沢店に近いスタイル。

---fadeinPager---

DSC04169.jpg
このときの3種類の豆の解説カード。持ち帰ってあとでゆっくりと眺められる。

「世界にひとつだけのオリジナルコーヒーが作れるビーンズサロン」を掲げるオガワコーヒー ラボラトリー アザブダイ。バリスタをコンシェルジュと考え、ホテルのように親密なサービスを目指す店だ。購買層のメインターゲットに想定されているのはやはり麻布台ヒルズのレジデンス入居者。もちろん買い物に訪れた人がふらりと立ち寄るのもOK。ただしつくったブレンド豆をその後にネットで追加オーダーして送ってもらうシステムはないので、同じものを再び買うにはまた店を訪れるしか手はない。
とはいえ小規模なロースタリーでシングルオリジンコーヒーを買う人の悩みである、「翌月には購入した豆が店頭から消え二度と買えない問題」とは縁遠いのが小川珈琲の素晴らしさ。生産農家との大規模な取引のおかげなのか、大半は安定供給で同一品種を常備できているようだ。農園でつくられるコーヒー豆はナマモノだからまったく同じ味は無理としても、ブレンドだからこそ馴染みの味に近づけやすい。

DSC04181.jpg
オーダーした自分だけのオリジナルブレンド。コーヒー豆の各割合に加え、エアロプレスでの抽出方法と時間までバリスタが丁寧に手書きしてくれた。

---fadeinPager---

DSC04196.jpg
東京都内3店舗のうち、もっともコンパクトなラボラトリー。
DSC04183.jpg
ニッチフレグランスの店のようにミニマルな内装。コーヒー店らしからぬスタイリッシュな佇まいだ。
DSC04213.jpg
店内左の壁には挽いたコーヒー豆を入れたシャーシが並ぶ。香りで味の傾向がわかる人は独力で好きなものを探すのも一興だ。
DSC04220.jpg
3月13日(水)に麻布台ヒルズマーケットが新規オープン。惣菜類などの持ち帰りのフードショップが集うエリアだ。

ドリンクのテイクアウト販売もあり、ホットコーヒー、アイスコーヒーの2種類のみ。さらにフード類は一切なしの潔さ。はっきりと「豆を売る」ことに軸を据えている。京都は全国の都道府県のなかでコーヒー豆の消費量が第1位であり、コーヒーカルチャーが根付く土地。その京都の老舗が世界中から人が集まる麻布台ヒルズで提案するコーヒー豆の味わいを、ぜひ皆さんの目と舌でお確かめいただきたい。

OGAWA COFFEE LABORATORY 麻布台

東京都港区麻布台1-2-4麻布台ヒルズ ガーデンプラザ C B1F 麻布台ヒルズマーケット内 
営業:8時〜20時(平日)、10時〜20時(土日祝)
TEL:03-5545-5333
www.oc-ogawa.co.jp

関連記事

---fadeinPager---

【画像】シングルオリジン豆を自由にブレンドして飲む!? 小川珈琲が麻布台ヒルズに新コンセプトで出店!

DSC04123.jpg
小川珈琲の最新コンセプトショップ、「オガワコーヒー ラボラトリー アザブダイ」。

---fadeinPager---

DSC04141.jpg
バリスタがコンシェルジュのように、客のコーヒーの好みと希望を聞きつつブレンド豆を選んでいく。

---fadeinPager---

DSC04132.jpg
「酸味が好きで、でも浅煎りすぎない中深煎りくらいが理想」との客のオーダーを受けてバリスタが考案した3種類の組み合わせ。

---fadeinPager---

DSC04116.jpg
コーヒーを淹れるのに使う器具の相談もできる。「手挽きするなら」というお薦めのグラインダーを紹介してくれた。

---fadeinPager---

DSC04151.jpg
豆をブレンドして試飲するのにバリスタが使ったのはエアロプレス。豆の特徴を最大限に引き出せる抽出器具だ。※今回は取材での特別対応。通常はフレンチプレスでの抽出、またはコーヒーの風味を試す「カッピング」で口に含みテイスティングする。
---fadeinPager---
DSC04160.jpg
カウンター越しでのバリスタとのやり取りは下北沢店に近いスタイル。

---fadeinPager---

DSC04169.jpg
このときの3種類の豆の解説カード。持ち帰ってあとでゆっくりと眺められる。

---fadeinPager---

DSC04181.jpg
オーダーした自分だけのオリジナルブレンド。コーヒー豆の各割合に加え、エアロプレスでの抽出方法と時間までバリスタが丁寧に手書きしてくれた。

---fadeinPager---

DSC04196.jpg
東京都内3店舗のうち、もっともコンパクトなラボラトリー。
---fadeinPager---
DSC04183.jpg
ニッチフレグランスの店のようにミニマルな内装。コーヒー店らしからぬスタイリッシュな佇まいだ。
---fadeinPager---
DSC04213.jpg
店内左の壁には挽いたコーヒー豆を入れたシャーシが並ぶ。香りで味の傾向がわかる人は独力で好きなものを探すのも一興だ。
---fadeinPager---
DSC04220.jpg
3月13日(水)に麻布台ヒルズマーケットが新規オープン。惣菜類などの持ち帰りのフードショップが集うエリアだ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。