「殺人鬼マスクをつけて…」カニエの息子のバスケットボール応援姿が異様すぎると話題に 

  • 文:三條るる

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Shutterstock-Willrow Hood ※画像はイメージです

反ユダヤ的な発言やヒトラー礼賛で物議を醸し、ファッション・ブランドとの契約を次々に打ち切られたイェことカニエ・ウエスト。彼のデザイナーとしての才能を高く評価していたファッション界の重鎮アナ・ウィンターからも絶縁されたカニエのマスク愛が新たな局面を迎えた?!

殺人鬼マスクで息子のバスケットボール試合を応援

この2月上旬、カニエが息子セイント君のバスケットボールを応援するために小学校の体育館に駆けつけたのはいいのだけど、問題はファッション。なんと『13日の金曜日』に登場する殺人鬼ジェイソンを思わせるアイスホッケーのゴールキーパーのマスクを身につけていたのだ。ダークウォッシュのブラックデニムとレザージャケットと全身黒ずくめだし、ご丁寧に黒い手袋まで身につけていて、非常に威嚇的なルック! スポーツを楽しむために体育館に集まったキッズたちは、相当に怖かったに違いない。

この数日前にフロリダ州で行われた盟友トラヴィス・スコットのコンサートにサプライズ出演した際にもカニエはジェイソン・マスクを身につけていたし、元妻キム・カーダシアンが長女ノースちゃんと姪のペネロープ・ディシックを連れてマリブにある「NOBU」で食事をした際にも同様のルックで同席していた。

カニエは昨年12月、反ユダヤ的発言についてインスタグラムにヘブライ語で謝罪分を掲載。しかし、その舌の根も乾かないうちにマイアミで行われた新アルバム「VULTURES」のリスニング・パーティーでは長女ノースちゃんや長男セイント君らが観客席にいるのにステージ上で反ユダヤ的な発言を繰り返した。しかもこの時は、KKKを思わせる黒フードをかぶっていたのだから、タチが悪すぎる。カニエのこういった言動は親として不適格と疑問を投げかける心理学者などもいて、キムはもう共同親権について考え直した方がいいかもしれない。

マスクがカニエの創造性を高めるのか?

カニエは元々、マスク好き。2012年のコンサートでバレンシアがデザインしたマスクを着用したのが始まりで、2013〜2014年の「Yeezus」ツアーにはメゾン・マルタン・マルジェラが衣装を提供し、その中にブランドのシグニチャー・アイテムであるマスクも含まれていた。黒シルクに鮮やかな刺繍が施されていたり、クリスタルが全面に散らされたマスクがカニエのアーティスティックなマインドを刺激したのだろう。

2014年のロンドン映画祭期間中に行われたコンサート中に、カニエはマスク着用についての思いをシャウト。それによると、「夢を追いかけようとして恥をかかないように。顔を守れ。顔を守れ。だから俺はこのマスクをしているんだ。俺の顔なんてクソくらえだ。俺の顔が何を意味しようと、カニエという名前が何を意味しようと、それは俺の夢のことなんだ! 誰の夢でもいい。創造することなんだ。セレブであることなんか関係ない」とのこと。つまりは創造性を高めるためにマスクを愛用しているらしい。

以来、コンサートだけでなくプライベートでもマスクを愛用することになったカニエは、スキーマスクやバラクラバ、さまざまな種類のマスクを愛用する姿をパパラッチされている。マスクが手近になかったのか、Tシャツを顔に巻いている時もあった。やや異様でもあるカニエのマスク愛はファンの間でも物議を醸していて、「一種のパフォーマンス・アートではないか?」「パパラッチに金儲けさせないためにマスクで顔を隠している」「匿名性を保つため」「イメージを自身でコントロールするためだろう」などなど、さまざまな憶測がSNS上を飛び交っている。躁鬱病の薬を飲み忘れているのだろうという意見があるが、醜形恐怖症(身体醜形障害)の可能性を示唆する意見がないのは不思議だ。

そんなカニエは、2月11日にラスベガスで行われたスーパーボールを愛妻ビアンカ・センソーリと観戦。この日は、アレキサンダー・マックイーンの死後14年目に当たっていて、カニエはマックイーンが1996年のコレクション「ダンテ」で発表したマスクを着用。目と目の間に十字架にかけられたイエス・キリストがパッチワークされたマスクの下には別のマスクを着用していて、Wマスク使い! 創造性を高めるためというよりも、恋人トラヴィス・ケルシーの応援に駆けつけたテイラー・スウィフトのファンからのディス避けかもしれない。

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マスク姿のカニエのを捉えた写真。