犬かと思ったら...コヨーテ⁉️ バケツが頭に挟まったコヨーテ救出に「ありがとう」の声

  • 文:大村朱里

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Shutterstock-sebartz ※写真はイメージです

アメリカ・サンディエゴの浸水した地域から救出されたコヨーテが、頭にプラスチックバケツを被り、衰弱した状態で発見された。動物愛護団体がSNSに投稿した救出動画に大きな注目が集まっている。

犬かと思ったら...バケツが取れなくなったコヨーテ

サンディエゴ動物愛護協会(SDHS)は1月下旬、同地区にある浸水したティファナ川渓谷で、犬と思われる動物が頭にバケツが被さったまま瓦礫の中にいるという通報を受けた。動物愛護協会のスタッフがすぐに駆けつけると、その動物は犬ではなくオスのコヨーテであることが判明。コヨーテの頭には壊れた白いバケツを被さっており、抜けなくなっている様子で衰弱していたという。すぐに市内のライフガードに協力を仰ぎ、ボートでの救出作業が行われた。救出する様子を捉えた動画には、二人がかりで長い棒を使ってコヨーテを沼地のような場所から引っ張り出し、最終的に毛布に包まれている様子が映し出されている。

Peopleによると、無事に現場から救出されたコヨーテはその後、治療のため地元のバーデ野生動物センターに送られた。獣医チームは慎重にコヨーテの頭からバケツを取り外し、輸液とレントゲン撮影をするなど手厚いケアが行われたという。動物愛護協会はPEOPLE誌の取材に対し当時の治療について「発見当初、コヨーテは軽い低体温症で、毛皮にサボテンの棘が刺さっており、傷の手当てが必要でした」話している。

また、動物愛護協会のインスタグラムによると、保護された翌日にコヨーテはリハビリのため動物愛護協会のラモナ・ワイルドライフ・センターに移され、現在は再び野生へ戻されたという。この投稿には「このコヨーテを助けてくれてありがとうございます」「バケツが取れずに絶対心配だったよね...。無事でよかった!」「何でこんなところにコヨーテが...。迷い込んじゃったのかな」などの声が集まった。

今回だけではない!実は数ヶ月前にも...

このコヨーテ救出のニュースは、アメリカ・カリフォルニア州で別のコヨーテが屋外の家具の上で寝ているところを、何も知らない家主に発見されてからわずか数ヶ月後のことである。当時投稿された画像には、屋上に置かれた大きな心地良さそうなソファーで日向ぼっこしているコヨーテが映し出されている。

このコヨーテの保護に当たったアニマル・ケア&コントロール・サンフランシスコ(SFACC)は投稿で、「通報受け駆けつけた警官がこの眠そうなコヨーテをもっとコヨーテにふさわしい(しかし快適ではないですが...)寝床を見つけるよう移動するよう促しました」とコメントを添えている。

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コヨーテを救出する様子。

 

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この事件は、ニュースでも大きく取り上げられた。