285年前のレモンが古い戸棚の奥底で発見された。発見した人が、おもしろ半分でオークションへ出品。現在イギリスのオークションで1,780ドル（約26万3,000円）で落札され、大きな話題になっている。
キャビネットに眠っていた285年前のレモン
この出来事は1月下旬、イギリスのシュロップシャーで起こった。地元のオークション市場「Brettells Auctioneers」によると、この古いレモンは19世紀のキャビネットの中で285年もの長い間眠っており、亡くなった祖父からキャビネットを受け継いだ家族が発見したという。SNS投稿された画像には、乾燥し茶色く変色しているレモンが写されている。まるで硬いボールのような見た目で、一目では果実と区別することができないだろう。また、レモンには大きく「Given By Mr P Lu Franchini Nov 4 1739 to Miss E Baxter（1739年11月4日 P・ルー・フランキーニより E・バクスターさんへ）」 と刻まれている。
オークション市場によると、隠れたストーリーが詰まっているようなこの果皮は当初、オークションにかけられる予定はなく、入っていたキャビネットを入札するための写真を取っていた際に、面白半分でレモンも入札にかけることにしたそう。
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しかし驚くべきことに1月下旬に行われた入札で、このレモンは白熱の競り合いを巻き起こした。結果、キャビネットの40ドル（約5,900円）という販売価格をはるかに上回る、1,780ドル（約26万3,000円）という衝撃の価格でレモンは落札された。オークションの主催者は、インスタグラムでこのレモンの写真を公開し、“When life gives you lemons, make lemonade.（人生があなたにレモンを与えたら、レモネードを作りましょう）”ということわざにかけて「人生があなたにレモンを与えてきたら…本日の目玉は1739年11月4日、P・ルー・フランキーニ氏からE・バクスター嬢に贈られたこの小さな珍品です」というキャプションを添えた。
この投稿には「レモンだけど、甘々なメッセージが添えられて...素敵すぎる」「おじいさんが贈ったものなのかな？」「色々な想い出が詰められたレモンだね」といった声が寄せられた。
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