「砂漠の蜃気楼がモチーフ…」近未来建築が続々登場する中東に、さらにインパクトある計画が!

  • 文:鷹鳥屋 明

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TABUK タブーク/サウジアラビア

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砂漠の蜃気楼をモチーフとし、まるでSF映画の世界に迷い込んだかのよう。ユニークなデザインが続々と生まれる中東の建築の中でもひときわ近未来的だ。 © Arab News

度肝を抜く未来的な建設計画の発表が続くサウジアラビアだが、またも新たな計画が公開された。巨大計画都市建設を推進する企業NEOMが、タブーク州の紅海に面したアカバ湾に高級海岸観光地Epicon(エピコン)を建設予定だという。

この施設は高さ225mと275mの近未来的なふたつのタワーを軸に、魅力的な海岸線の眺望を誇り、世界最高級の施設を備える。ホテルは120の客室、別荘として45戸の住居が計画されており、アカバ湾という世界有数のリゾート地で世界一流のサービスが体験できるという。アラブ世界の躍進を象徴する建築の完成が、いまから待ち遠しい。

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アカバ湾に建設予定。ふたつの象徴的な塔が、無数の構造物によってランダムに繋がれている。 © Arab News

※この記事はPen 2024年2月号より再編集した記事です。