パリ第3大学の広大なキャンパスが、改修工事を控えて期間限定で開放中

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)

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PARIS パリ/フランス

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広大な敷地は2万5000㎡。ワークスペースにする人々で教室は賑わう。 © Césure

1965年に文学部を迎えて以来、長い歴史をもつパリ第3大学のサンシエ・キャンパス。その広大な施設がソーシャル&カルチャーをテーマにしたオルタナティブスペースに生まれ変わり、地域の子どもたちから学生、アーティストが集まる場になっている。

階段教室では一般向けのカンファレンスが行われ、廊下の左右に並ぶ教室は、アーティストや企業のワークスペースに。ダンスやコンサート、子ども向けのデッサン教室から、刺繍や編み物、執筆教室までのさまざまなワークショップも開催。旧図書館は、サステイナブルを意識した食堂とチャリティショップに。改修工事開始までの期間限定なので、いまのうちに大学の雰囲気を味わいに行こう。

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食堂はベジタリアン中心の手づくりメニューを提供。隣はチャリティショップ「エマウス・キャンパス」。セカンドハンドや学用品、雑貨を販売。https://cesure.paris

※この記事はPen 2024年1月号より再編集した記事です。