想いを込めた、 モンブランの“手書き”

  • 写真:TISCH
  • スタイリング:櫻井賢之(casico)
  • 編集 & 文:山下英介
  • ヘアメイク:村上 綾 /SUMIRE、松本和也 (W)/HIMI

Share:

万年筆¥150,700/モンブラン(モンブランお客様サポートTEL:0800-333-0102) ニット¥68,200/ジア スタジオ(ザ・ウォール ショールーム TEL:03-5774-4001) ピアス¥37,400、ブレスレット¥101,200、リング(人差し指上下)各¥41,800、リング(薬指)¥138,600、リング(小指)¥64,900/すべてジジ(ホワイトオフィス TEL:03-5545-5164)

アーティストとして活躍するSUMIREと佐藤緋美の姉弟が、モンブランの万年筆を通して伝え合う「想い」とはなんなのか?時代を経ても廃れない、“手書き”という普遍的価値を再認識する。

「万年筆を使った、新しい絵の表現に挑戦できそう」

「正直素直」「コトバを大切に」「手と手をつないでたすけあおうね」。SUMIREさんがモンブランの万年筆と青いインクを使って「描いた」手紙には、ポジティブな言葉とイラストが混ざり合い、便箋の上で楽しそうに踊っている。

「今日は家族をはじめ、お世話になっているみんなに描いてみました。私たち家族の間では、ここに描いているようなことは当たり前の共通認識なんですが、普段手紙を書くことはないから、こういう機会は新鮮ですね」と、照れくさそうに話すSUMIREさん。

「絵を描くときはアクリル絵の具かボールペンが中心で、万年筆を使ったのは初めてなんですが描き心地はいいし、ブルーのインクもきれい。ボールペンと違って、力の入れ方次第で太くも細くも描けるから、新しい絵の描き方に挑戦できそう。実は学生の時、父から誕生日にモンブランのボールペンを贈られて、いまもスケジュール帳に付けて愛用しているんです。ちょっと縁を感じますね」

ここで弟のHIMIさんから「スーちゃんは絵を描くし字もきれいだから、父ちゃんがペンを贈ったんだと思います」との証言が。俳優業のかたわら絵画制作も手がけ、今年は初個展を開催。彼女がモンブランの万年筆を手にしたことは、必然であると同時に、新たな可能性を切り拓く出合いでもあったようだ。

DMA-2-cut05_354_01.jpg
歴史的名品マイスターシュテュックシリーズの太軸万年筆「149」を使い描かれた、SUMIREさんの手紙。鮮やかな発色が美しいロイヤルブルーのインクも、実に趣深く独特のもの。万年筆¥150,700/モンブラン(モンブランお客様サポートTEL:0800-333-0102)

  

DMA-3-cut04_196_01.jpg

SUMIRE
1995年生まれ。2014年に『装苑』でデビュー後、モデル、女優としてメディアを問わず活躍する。アーティストとしての顔ももち、23年には自身初となるイラストや絵画の個展『たまごがゆめをみていた』を開催した。

ワンピース¥336,600/クロエ(クロエ カスタマーリレーションズTEL:03-4335-1750) スフマート加工を施したバーガンディカラーが魅力のバッグ。『マイスターシュテュック メッセンジャー』(W24×H18×D7㎝)¥193,600/モンブラン(モンブランお客様サポート)

---fadeinPager---

手書きの歌詞からは、気持ちが見えてくる

「うちの父ちゃんは絵描きでもあったから〝手書き〟はいつも身近にあったかな。スーちゃんも絵を描いてるし。でも、実は俺も結構描くんですよ」という佐藤緋美(HIMI)。恋人、家族、愛犬のMOJO、ロンドンへの旅でできた仲間たち……。かけがえのない存在に向けて、清々しいほどストレートな愛を捧げたこの手紙のように、彼の書く詩には、ありのままの飾らぬ言葉が活かされている。

「普段は手紙を書くことはないし、連絡はLINEだけど、歌詞を書くときだけは絶対に手書きじゃないとダメ。それが自分にとって、いちばん特別なことだから。もちろん歌詞はパソコンでも書けるけど、手で書いたほうが絶対に気持ちが見えるんですよ。フォントだって自由自在だしね。スーちゃんと違って俺の文字は汚いけど、それもいいでしょ?(笑)」

そんなHIMIさんの瑞々しい感性は、約1世紀の歴史を誇るモンブランの「マイスターシュテュック」を、どう使いこなすのか?

「モンブランのことをくわしくは知らなかったけど、この万年筆は自在に強い文字が書ける。だから手書きの実感が高まりますね。これで歌詞を書いたら、また違った言葉が生まれるんだろうな……。夢中になって書いてたら手がインクで汚れちゃったけど、温かい気持ちになれました。書くのが楽しかったです」

 

DMA-4-cut05_357_01.jpg
マイスターシュテュックシリーズの名品「149」を自由に使いこなし、支えてくれる人たちへの愛を表現したHIMIさん。「文字を塗るときはインクがちょっともったいなかったです(笑)」と笑う。万年筆¥150,700/モンブラン(モンブランお客様サポートTEL:0800-333-0102)

 

DMA-5-cut01_037_02.jpg

佐藤緋美
1999年生まれ。HIMI名義で行うシンガーソングライターとしての活動をベースに、俳優・佐藤緋美としても注目作に多数出演。2020年に立ち上げた音楽レーベル「Asilis」を通して、その活動は国外からも注目を集めている。

ニット¥88,000/ユーゲン(イデアスTEL:03-6869-4279) シューズ¥148,500/ゼニア(ゼニア カスタマーサービスTEL:03-5114-5300) 他はスタイリスト私物 シーンを選ばない、モダンで構築的なフォルムのトートバッグ。『マイスターシュテュック トートバッグ』(W35×H36×D11㎝)¥218,900/モンブラン(モンブランお客様サポート)

---fadeinPager---

旅する道具「万年筆」と、美を継承した新時代のバッグ

モンブラン「マイスターシュテュック」は、インクを吸入式として旅先に持ち出せる万年筆として人気となった。最新のバッグシリーズは、本物の風格を湛えながらもモダンでユニセックス。「誰もが使えるカジュアルで上品なブランド」とSUMIREさんも称賛。時代を超えた2アイテムには、モンブランの「旅」への哲学が込められている。

差DMA-あ-cut05_269_02.jpg

ソファ¥2,135,100〜/アルフレックス(アルフレックスジャパン TEL:0120-33-1951
SUMIRE:バッグ『マイスターシュテュック ドキュメントケース』(W37.5×H27×D8㎝)¥269,500/モンブラン(モンブランお客様サポートTEL:0800-333-0102) ワンピース¥173,800/プラン シー(ブルーベル・ジャパン TEL:03-5413-1050) ブーツ¥82,500(予価)/トリー バーチ(トリー バーチ ジャパン TEL:0120-705-710)
HIMI:バッグ『マイスターシュテュック メッセンジャー』(W24×H18×D7㎝)¥177,100/モンブラン(モンブランお客様サポート) ジャケット¥490,600、ニット¥183,700、ベルトは参考商品 パンツ¥193,600/すべてゼニア(ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300)

---fadeinPager---

モンブランの書き心地を知る、3つのイベント

東京駅舎を見下ろす旧郵便局長室で、手紙を書く

東京駅前、KITTEの4階には旧東京中央郵便局の局長室を再現した「旧郵便局長室」という特別な場所がある。最上級の万年筆の書き心地を試せる「Inspire Writingイベント」の初回はここが舞台。モンブランのポストカードにオリジナルの切手を貼って、専用ポストから手紙を投函できるイベントの初日にはカリグラファー原田祥子さんも来場。好みのメッセージを綴ってもらうこともでき、想いを込めた特別な手紙を書くための絶好のチャンスだ。

差DMA-い-20180918-DSC_6399-HDR.jpg
クラシカルな雰囲気の旧郵便局長室は落ち着いた雰囲気で手紙を書くのにぴったりな場所だ。窓からは赤煉瓦づくりの東京駅を一望できる。

旧東京中央郵便局長室 
2023年12月2日(土)〜12月3日(日)

●東京都千代田区丸の内2丁目7-2 KITTE 4階
11時〜20時(予約不要)

銀座のアートスペースで、発想を切り替える

「アートのある暮らし」を提案する「銀座 蔦屋書店」が2回目のイベント会場。前回に続いてモンブランの最上級の書き心地が試せるのと同時にオリジナルポストカードに切手を貼って、モンブランポストにも投函できる。カリグラファー原田祥子さんも時間限定で来場予定だ。アートに囲まれた空間で書く手紙は、いつも以上に斬新で特別なものになる可能性も! 書き手の新しい可能性を発掘する機会になるはずだ。

9-key.jpg
本だけでなく実際のアート作品も販売する店内。アートと本に囲まれたモダンな雰囲気。

 

銀座 蔦屋書店 ART SQUARE 
2024年1月27日(土)〜1月28日(日)

●東京都中央区銀座6丁目10-1 GSIX 6階
 11時〜20時(予約不要)

旗艦店のイベントには、SUMIREさんも来場

「モンブラン銀座本店」は、筆記具を中心にレザーアイテムや時計を揃える1階、「書くことの楽しみ」を追求した2階とフロアごとに雰囲気が違う。2024年の2月3日(土)には、SUMIREさんが登壇するトークショーも開催。2階にある約20色のインクが常時試せる「インクバー」付近で、手書きへの想いを中心に手紙やアートの話を聴くことができる。他の2会場同様に、最上級の万年筆で手紙を書きモンブランポストへ投函することも可能だ。

DMA-11-_DSC3040_1536.jpg
銀座7丁目の路面店「モンブラン銀座本店」。季節によって変わるウインドーディスプレイにも注目したい。

モンブラン銀座本店 
2024年2月3日(土)

●東京都中央区銀座7丁目9-11 
営業時間:11時〜20時(トークショーは14時〜) 
TEL:0800-333-0102 
http://www.montblanc.co.jp 
※トークショー参加応募要領は1月上旬にて発表します。

●イベントについての問い合わせ:https://bit.ly/40BTO58 (CCCメディアハウス メディア・プロモーション局) PenOnlineにて最新の状況をご確認ください。