前モデルから大きく進化したPloom X ADVANCEDが、より確かな「1本の愉しみ」を提供

  • 文:高野智宏
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スタイリッシュさを増したデザインを纏う「Ploom X ADVANCED」¥1,980(左)と、新たにラインアップした「メビウス・コールド・メンソール」¥500

11月21日、JTから加熱式たばこ用デバイス「Ploom X」の最新モデル、「Ploom X ADVANCED」がリリースされた。併せて、たばこスティック「ブラック・コールド・メンソール」も新たにラインアップ。デバイスは前モデルから流麗なフォルムを引き継ぎながらも、「1本の愉しみ」を追求するため、内部には大いなる“進化”を宿している。

新商品発表会はJT関西工場で開催された

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工場では原材料となる葉たばこを加工や熟成した後、ブレンドから巻上、包装して出荷される。なお、関西工場内には4つのラインが昼夜を通し稼働している。

去る11月8日、JTの新たな加熱式たばこ用デバイス「Ploom X ADVANCED」の発表会見が行われた。会場となったのは、JTが国内にもつ3つのたばこ製造工場のひとつ※1、京都市伏見区にあるJT関西工場だった。

関西工場で製造されているのは、紙巻きたばこナンバーワンブランドの「メビウス」をはじめとする紙巻きたばこ計6ブランドに、Ploom X用たばこスティックの全17銘柄。Ploom X用たばこスティックを製造する唯一の工場であり、新発売の「ブラック・コールド・メンソール」も関西工場で製造されている。

関西工場がメディアに公開されるのは、Ploom X ADVANCEDの発売を記念したもので、1982年の創業以来はじめてのこと。JTと海外版のPloomを製造していたJTインターナショナルが協働し開発した、初のグローバルモデルであるPloom Xの発表時にも公開されなかった、いわばJTの心臓部であるたばこ製造工場を発表の場としたことからも、Ploom X ADVANCEDにかける想いがうかがえる。

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加熱式たばこの「3つの弱み」に真っ向から挑み、開発した進化系モデル

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上:今年6月までJTインターナショナルに所属していた商品企画部RRP担当部長の山口顕氏。Ploom X及び、今回のPloom X ADVANCEDの開発を手掛けた。 下:スイス、イギリスに続き発売となるPloom X ADVANCED。磨き上げられたデザインは「ヨーロッパの調査でも好評です」と山口氏。

2021年8月から発売されているPloom Xのシェアは、その前モデル「Ploom S 2.0」時代より2.5倍となる10.5%と確実に伸長している。その理由として、スタイリッシュなデザインや容易な操作性、ブランドイメージなどが挙げられるが、一方で離脱したユーザーが存在するのも事実だ。

その理由として挙げられたのが、「吸いごたえ」、「味香り」、「メンソール感」の3つ※2だったという。これはすべての加熱式たばこがもつ課題だが、「JTはこれらの課題に真っ向から取り組みました。その結果がPloom X ADVANCEDなのです」と、商品企画部RRP担当部長の山口顕氏は力を込める。

Ploom X ADVANCEDの最たる進化は、新たな加熱技術「POWER HEATFLOW」の搭載だ。これにより、スティックの味わいを最大限に引き出す最高加熱温度320℃を実現。「加熱温度と、それにふさわしい設計、製造をされたたばこスティックとのかけ合わせで、より旨味や複雑さが引き出されパフォーマンスが最大化されるのです」と、山口氏。春にPloom X用メビウス全8銘柄の味わいをリニューアルしたのも、「Ploom X ADVANCEDの発売を見越してのこと」(山口氏)だという。

その結果、発売前に行ったブラインド調査※3では、Ploom X ADVANCEDと競合他社製品との比較で、レギュラーでは39%:14%(47%はどちらも好き)、メンソールでは82%:0%(18%がどちらも好き)、フルーツ(カプセル無)では実に100%:0%と、圧倒的な支持を得た。

さらに、前モデルではボディの押下が必要だった加熱が、たばこスティックを差し込めば自動で行われるようになるなど、ユーザビリティが向上。デザインを担保しつつ、これまでの強みにより磨きをかけ、進化を果たした。

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最初から最後まで冷たい、史上最強の“極冷”メンソール

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「あえてたばこ感を抑えることで、よりメンソールを強くクリアに感じていただけるようブレンドしています」と、「ブラック・コールド・メンソール」のメンソール感を演出する3つのこだわりに加え、ブレンドに関するポイントを解説する、商品企画部ブランドマネージャーの井上開斗氏。

現在、加熱式たばこ市場の7割を占めるのがメンソールユーザーだ。前述した調査結果でもわかるように、多くの人が強いメンソール感を望んでいる。

春の全面リニューアル以降に実施したメビウスの喫味調査※4で、“たばこ感”に満足という回答は94.6%に及ぶが、「ミックス・ミント・メンソール」、「コールド・メンソール」、「シャープ・コールド・メンソール」と3種のメンソール銘柄をラインアップするメビウスは、さらなるメンソール感を追求。「ブラック・コールド・メンソール」を導入し、ラインアップを強化した。

「最後まで続く“極冷”メンソールで、Ploom史上最強のメンソール感を実現する商品です」と胸を張るのは、同じく商品企画部のブランドマネージャー、井上開斗氏だ。

「結晶が大きく爽快感が強い天然メンソールを100%使用し、フィルターにもメンソールを添加したことで、より強烈なメンソール感を味わっていただけます。フィルターを覆うチップペーパーにも冷感コーティングを施すことで、スティックを口にした瞬間から冷涼感を楽しんでいただけます。メンソールラバーを自負される方にはぜひ試していただきたい」

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先進のデバイスと充実のたばこスティックが提供する「1本の愉しみ」

海外展開を進めるPloom Xはヨーロッパを中心に12カ国で発売中だが、Ploom X ADVANCEDが随時投入される2024年中には、そのマーケットを28カ国に拡大予定だという。前述したブラインド調査で圧倒的ともいえる結果を残した日本においても、「10%強であるPloom Xのシェアを、2〜3倍に伸ばしたい」と、山口氏は意気込む。

Ploom X ADVANCEDの新登場を記念して、2024年1月7日まで定価1,980円のところ980円の特別価格で販売。さらに、Ploomデバイス及び競合他社製品も含めた旧デバイスの下取りを条件とする「乗り換え応援割」を使えば780円で購入できるキャンペーンも実施中だ。

たばこを楽しむ時間が貴重となった現在、そのひとときをより満足したものにしたいと想う愛煙家が増えている。先進の加熱式たばこデバイス「Ploom X ADVANCED」と、強力になったメンソールのラインナップが、より確かな「1本の愉しみ」を提供してくれそうだ。

Ploom X ADVANCED

ploom-x-club.clubjt.jp/ploomx/advanced

 


 

※1:JTが有する国内のたばこ製造工場は、そのほかに北関東工場(栃木)と東海工場(静岡)がある。
※2:JT調べ(Ploom Xの離脱者448名を対象に調査)
※3:JT調べ
※4:電通マクロミルインサイト調べ、25歳以上の喫煙者217名(加熱式たばこユーザー112名+紙巻きたばこユーザ105名に調査)