常時接続で日々に安心を、安全性で選ぶポータブル電源

  • イラスト:信濃八太郎
  • 編集:一ノ瀬 伸

Share:

〈ポータブル電源〉
Victor Portable Power Station BN-RF800(ビクター ポータブル電源 BN-RF800)

家電コンシェルジュ白 済.jpg
BN-RF800は、発火のリスクが低いリン酸鉄系リチウムイオン充電池を採用。折りたたみ式のハンドルが付いていて便利だ。¥118,800(公式オンラインストア価格)

今年1923年に発生した関東大震災から100年という節目の年に当たる。首都圏に未曾有の被害をもたらした震災の発生日である9月1日が「防災の日」と定められているように、近代日本における災害対策の出発点となっている。そこで、ぜひとも手元に置いておきたいのが屋内でも屋外でも活躍するビクターのポータブル電源「BN‒RF800」だ。

リン酸鉄系リチウムイオン充電池を搭載しているため、安全性が高く、約3000回の繰り返し充放電が可能という寿命の長さに加え、コンセントの抜き差しが不要で常時接続ができるところに大きな特徴がある。そのため、棚の上などに置いてもうひとつのコンセントとして便利に使えるというわけだ。

自動で満充電に近い状態を保つので、使いたい時に電池残量を気にしないで気兼ねなく使えるのがいい。AC出力700W(瞬間最大出力1400W)、容量806Whなので、PC、タブレットやスマートフォンなどの充電はもちろん、小型の調理家電や扇風機などにも使える。インテリアに溶け込むライトベージュのカラーと丸みを帯びたデザインで、馴染みのあるビクターのマークにも心躍るというものだ。専用のポータブルソーラーパネルを使えば、電気がない屋外でも太陽光発電ができる。

2段階の明るさで点灯するLEDライトが搭載されており、居場所を知らせるフラッシュライトにもなる。コンセントと家電製品との間に中継しておくと、停電で電気が遮断されても自動的にバックアップするなど、防災面での機能も抜かりない。必要な時にいつでもすぐに電気を使えて、もしもの時には家の電気を支える存在になる。これは持たない理由がないではないか。

4_light.jpg
独自設計により、常時接続してもバッテリーの劣化や事故の心配がいらない。コンセントと家電製品との間に接続しておけば、停電時でも自動的にバックアップ。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
TEL:0120-2727-87

※この記事はPen 2023年10月号より再編集した記事です。