電力を自力でまかなう、ゼロエネルギーホテル

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    SDGs NEWS

    SDGs とは「Sustainable Development Goals」の略で、17のゴールから構成される「誰ひとり取り残さない、持続可能な開発目標」。実践できる身近なSDGs のニュースを毎月お届けします。 

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    ホテルタイプのファミリールーム。60m²の広さで、4人まで宿泊できる。一部客室にはテラスも。

    実質的な電力エネルギーの消費をゼロにするという、日本初のゼロエネルギーホテルが愛媛にオープンした。屋根にはソーラーパネルが備え付けられ、大容量の蓄電池と合わせ、1年を通して運営で消費するエネルギーを太陽光でまかなう。建物の設計は隈研吾。館内のインテリアとランドスケープデザインはダグアウトアーキテクツ。各所にジーンズの端切れを使った天板や再生ガラスを活用したベンチなど、アップサイクル素材を採用している。客室はホテルタイプと、旅館を現代的に再解釈した露天風呂付きのヴィラタイプの2種類。アメニティも自然や地域の循環を考えたグッズが厳選されており、宿泊するだけで環境意識が高まる。

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    周辺の山並みをモチーフにした大屋根が特徴。イベントなども定期的に行っている。 photo: Yoshio Masada

    いとまちホテルゼロ(ITOMACHI HOTEL 0)

    住所:愛媛県西条市朔日市250-7
    TEL:0897-47-7568
    全57室 スタンダードルーム¥9,240~、スーペリアルーム¥13,640~、デラックスルーム¥19,800~、ファミリールーム¥27,280~、ヴィラタイプ¥31,680~
    https://itomachihotel-0.com

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    ※この記事はPen 2023年9月号より再編集した記事です。