イーリー キシモトとの貴重な作品も! 写真家・故斎藤久美のアーカイブ写真集の第3弾が発売

  • 文:Pen編集部

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イーリー キシモトは、1992年にマーク・イーリーと岸本若子がロンドンで設立したテキスタイルデザイン社で、アレキサンダー マックイーンからジルサンダー、ルイ・ヴィトンまでさまざまなブランドにプリント柄を提供してきたことでも有名だ。日本でも根強い人気がある。

2023年9月15日(金)、ロンドン在住のフォトグラファーで2020年に他界した斎藤久美のアーカイブ写真集シリーズ第3弾『ELEY KISHIMOTO - Patron Saints of Patterns』が発売される。第3弾となる本作は、2001年から16年の間に斎藤久美が、イーリー キシモトのハウスフォトグラファーとして活躍していた時代にフォーカス。斎藤自身が撮影したショーやイベントの記録、ルックブックのための物撮りに加え、雑誌のために撮影したテキスタイルやポートレートが収録される。ブランドのファンはもちろん、ファッション好きも必見の盛りだくさんな内容だ。

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コレクション中のバックヤードの様子。

「ショー会場のフォトピッチのど真ん中にカメラを構えると、キャットウォークフォトクグラファーたちから、『誰なの?この見慣れない人は』って顔を覗かれる。だから、ハウスフォトグラファーだってわかるようにこのバッグを下げることにしたの」

以来、イーリー キシモトの代表柄「フラッシュ」のクロスボディバッグは、斎藤久美のトレードマークになったのだとか。 

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斎藤は、イベントの記録撮影、ルックブックのための物撮りに加え、それ以外にも雑誌など、幅広い分野でブランドを支えてきた。

マーク・イーリーは本書で、「撮影がないイベントも、久美はいつも一緒にいた」と、ブランドのファミリーの一員として時代をともにした彼女のことを振り返っている。

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アトリエ内には、個性豊かな生地が所狭しと並んでいる。

特に注目したいのは、斎藤が自身の作品として2016年に撮影した閉鎖直前のアトリエの写真。イーリー キシモトのクリエイションの現場に触れる貴重なアーカイブだ。

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ぎっしりと並ぶ、手書きのパターンイメージ。

「服は流行りすたりがあるけれど、柄は永遠」と語るイーリー キシモトのモットーが感じられる作品の数々。手描きによる柄のデザイン、シルクスリーンの設備を備えての生地のプリントや、サンプルや小ロットの商品の縫製まで、手仕事の特別感を大切に、アナログなものづくりを貫いたブランドの全貌を写真から感じとることができる。

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日本では、THE SHE、VULCANIZE LONDON(東京、大阪、名古屋)、 MACH55 Ltd. などで発売する予定だ。ブランドの貴重な資料写真と美しいパターンを収録した本書。ぜひ実際に手に取って読んでみたい。

『KUMI SAITO ア-カイブ写真集 第3弾 「ELEY KISHIMOTO」』

写真:斎藤 久美
詩:岸本若子
デザイン:瀧澤 真姫
編集:若月 美奈
定価:¥2,680