あのクエストラヴも絶賛する、幽玄かつソウルフルな歌声

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】
『アイ・ホープ・ユー・キャン・フォーギヴ・ミー』

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マディソン・マクファーリン ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ MMM003JCD ¥2,750

ジャズ界の大御所ボビー・マクファーリンを父にもつ、ネオ・ソウル系シンガーのデビュー作。父親譲りのひとり多重録音によるアカペラは、ザ・ルーツのクエストラヴが「ソウル・アペラ」と呼ぶほど幽玄かつソウルフルで、先行曲「God Herself」ほか、本作最大の聴きどころを創出する。彼女の気品ある歌声と父親のパーカッシブな歌声がしのぎを削るエレクトロ・ソウルやジャジーな4つ打ちトラックなど、生命力あふれる楽曲も魅力。大半の曲を自らプロデュースし、楽器も演奏するなど枠を超えた才能にも心惹かれる好盤だ。

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※この記事はPen 2023年7月号より再編集した記事です。