そのまま飲むのが一番おいしい!? トップバーテンダーが提案する、大人のファンタの楽しみ方。

  • 文:西田嘉孝 写真:榊水麗

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ファンタ レモンプレミアを飲むバーテンダーの野村空人さん。「思ったよりドライで、ビターさと果実味がしっかり出ていておいしい」と大満足。壁を飾るアート作品に加え、野村さんが“劇場型”と呼ぶコの字型のアイランドカウンターも新店「Quarter Room」の特長だ。

青春時代をファンタとともに過ごした大人たちに再びファンタを楽しんで欲しい。そんな想いで開発された、大人向けの「ファンタ プレミアシリーズ」。その新商品となるのが、果実感と贅沢感にこだわった「ファンタ レモンプレミア」だ。

爽やかでキレのある味わいの透明レモン果汁と、旨味成分が凝縮された混濁レモン果汁を配合し、深みのあるレモンの風味を実現。さらには、16時間漬け込んだレモンピールエキスとシトラス果実繊維(オレンジパルプ)が、レモン本来のおいしさや贅沢な果実感を演出する。

そんな「ファンタ レモンプレミア」を、各業界で活躍するあの人たちはどのように評価するのだろうか?

第二回目は、店舗プロデュースやドリンク開発なども手掛ける、バーテンダーの野村空人さんが登場。「ファンタ レモンプレミア」が持つドリンクとしての可能性や、より贅沢に楽しむ方法などを聞いてきた。

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自身も柑橘の皮などの端材からつくったコーデュアルを使ったモクテルを開発する野村さん。ファンタ レモンプレミアに塩味を加える場合は、「塩水をスプレーで吹きかければいい」といった裏技も教えてくれた。
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2種類のレモン果汁を配合し、16時間漬け込んだレモンピールエキスやシトラス果実繊維を使用。さらに炭酸のガス圧や、最もおいしい状態にするためのボトル形状にまでこだわった「ファン レモンプレミア」。贅沢な果実感と柑橘由来のビターな味わいが楽しめる。

ファンタ レモンプレミアがもつ、「乾杯ドリンク」としての可能性

――「ファンタ プレミアシリーズ」は、贅沢な味わいの大人向けの製品シリーズです。今回、「ファンタ レモンプレミア」を飲んで、野村さんはどのような感想をもたれましたか?

野村空人(以下、野村) 僕たちが子どもの頃に飲んでいたファンタは甘みが強いイメージでしたが、「ファンタ レモンプレミア」はまさに大人が楽しめる味わいですね。レモンピールやシトラス繊維に由来するビターな苦味や果実味がしっかりと感じられて、ドリンクとしての完成度の高さに驚きました。

――野村さんなら、「ファンタ レモンプレミア」をどのようなシーンで飲んでみたいですか?

野村 普段はあまり炭酸飲料を飲む機会がないのですが、たとえば夏場のバーベキューなどで、一杯目に飲むドリンクとしてもいいと思います。喉が渇いている時にいきなりビールを飲むとすぐに酔っ払ってしまうので、まずノンアルコールドリンクで喉を潤したい時ってありますよね。そんな時、よく冷やした「ファンタ レモンプレミア」は最高じゃないかな。

それに、大勢の仲間が集まると、お酒が飲みたくても飲めない人がいることもありますよね。ドライバーとか、妊娠中や授乳中の女性とか……。ほどよい炭酸の刺激や複雑な味わいが楽しめる「ファンタ レモンプレミア」は、お酒代わりに飲むノンアルコール飲料としても満足度が高いと思います。

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野村空人(のむら・そらん)●1984年、東京都生まれ。21歳で渡英し、約7年間ロンドンのバーでバーテンダーとして活躍。帰国後は代々木公園のFuglen Tokyo(フグレントウキョウ)でバーマネージャーを務め、数々の賞を受賞。2017年に独立してバー・ドリンクのコンサルティングブランド「ABV +」を発足。バーのプロデュースや、国産スピリッツ、ボトルドカクテルなどのプロデュースなど、バーテンダーの枠を超えて活躍する。22年5月、東京の蔵前に「NOMURA SHOTEN(ノムラショウテン)」、23年1月には世田谷代田に「Quarter Room(クォータールーム)」をオープン。

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丁寧に重ねられた味わいが、脳に与えてくれる“ご褒美感”

――最近ではモクテル(ノンアルコールカクテル)がブームになっていますが、「ファンタ レモンプレミア」を使ってモクテルをつくるのも面白そうですね。

野村 カクテルをつくるときには、甘味や酸味、苦味や塩味、旨味などをバランスよく組み合わせていきます。モクテルの場合も同様に、いろいろな味覚を組み合わせて複雑かつ立体的な味わいの設計にすることで、飲んだときに脳が錯覚してお酒を飲んでいるような満足感が得られるんです。

「ファンタ レモンプレミア」には、それに通じる立体感のある味わいや複雑さがあって、このまま「モクテルです」といって出されても納得できそう。実際、今日は「ファンタ レモンプレミア」で何かモクテルをつくろうと思っていたのですが、完成度が高いからこのまま飲むのが一番いいんじゃないかな、と(笑)。

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「バーとドリンクを通して食の多様性を拡張する」という理念のもと、昨年には合同会社海空を設立。コンサルティングやプロダクト開発、実験的なコンセプトで開いた自らの店でのオーナーバーテンダーとしての活動を通じて、バーや飲食カルチャーの最前線を広げ続けている。

――なるほど! それは最高の褒め言葉ですね。とはいえ、「ファンタ レモンプレミア」をより贅沢に味わうために、何かひと手間を加えるとしたらどんなものが合いそうですか?

野村 レモンのストレートな味わいを損なうのがもったいないので、あまりごちゃごちゃと加えずにシンプルなものがいいですね。たとえば、フレッシュなレモンを絞るだけでも少し印象は変わりますし、夏場なら少し塩を足してソルティレモンにするのもいいと思います。もう少し手を加えるなら、ノンアルコールの赤ワインでタンニンの渋みを足しつつ、少し色合いを変えてあげれば立派なモクテルになりそうです。

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「飲みたくても飲めないときのノンアルコールビールもいいですが、コンビニなどで売られているドリンクがそれに代わる選択肢になるのはありがたいこと」と野村さん。カクテルやドリンクのプロから見た、「ファンタ レモンプレミア」の可能性を語ってくれた。

――どれも試してみたくなりますね。ところで、野村さんは2022年に「NOMURA SHOTEN(ノムラショウテン)」、23年にこちらの「Quarter Room(クォータールーム)」と、ご自身のお店を立て続けにオープンされました。どちらもまったく異なるコンセプトのお店ですよね。

野村 「NOMURA SHOTEN」は、僕自身がプロデュースしたお酒など、バーでしか飲めないようなお酒を角打ちの雰囲気で体験してもらって、そのまま購入してもらえるタチノミ・リカーショップです。

 一方の「Quarter Room」は、僕がもともと美術に興味があってロンドンに渡ったこともあり、アートとカクテルの融合を目指してオープンしたお店です。 

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飲みたい人も、飲めない人も楽しめるワンランク上の炭酸飲料

野村 色を混ぜたり塗ったりするように、味を混ぜて重ねていくというのが、僕の中でのカクテルメイキングのロジックです。たとえば、同じ年代に生まれたアート作品からクラシックなカクテルがインスピレーションを得ていたとしたら……。そんな想像を膨らませながら、著名なアート作品から着想を得たカクテルを創作したり、いまはオーガミノリさんの作品を展示していますが、定期的に入れ替えるアーティストの作品とコラボレーションした創作カクテルのコースを提供したりしています。

他にも、バーの奥にボトルドカクテルの製造を行うラボを併設したりと、実験的なコンセプトでこの場所をつくりました。

――店舗プロデュースやドリンク開発、そして自らのお店のオープンと、かなり忙しそうですが、どれも面白そうな試みですね。最後に「ファンタ レモンプレミア」にはどんな可能性があると思いますか?

 野村 仕事柄、普段はお酒を飲む機会が多いので、休肝日などに飲む炭酸飲料として重宝するでしょうね。従来のソフトドリンクよりワンランク上の味わいの「ファンタ レモンプレミア」は、ノンアルコールのレモンサワーのようなイメージで、お酒が飲みたいけれど飲めない人の強い味方にもなってくれるはず。もちろんお酒好きの人なら、ジンなどと割るだけでおいしいカクテルになりますからね。「ファンタ レモンプレミア」には、カクテルのミキサーとしての可能性も大いにあると思います。

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飲む前に逆さにすることで、ボトルやグラスの中で果実が舞い、より果実感が楽しめる「ファンタ レモンプレミア」。CMなどでも話題となっている、専用のオリジナル逆さスタンドは抽選でプレゼントされるもの。
 

●問い合わせ先/日本コカ・コーラ 

TEL:0120-308-509 www.fanta.jp/premier/