カンヌ国際映画祭の目玉のひとつが、参加者たちの煌びやかなファッションだろう。ベストショットを狙うカメラマンが集うレッドカーペットで、劇的な一幕があった。なんと、女性が頭から血糊をかぶり、映画『キャリー』さながらの姿になったのだ。
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戦争への抗議活動として
ウクライナ国旗のカラーのドレスに身を包んだ身元不明の女性は、ドレスに忍ばせていた血糊カプセルをおもむろに取り出し、頭上で開いた。
血まみれになった女性は、セキュリティガードによってすぐさまレッドカーペットの外に連れ出された。この抗議活動が、ロシア・ウクライナ戦争に対するものであることは明白である。
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カンヌでは去年も抗議活動が起こった
実は、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで抗議活動が起こったのは今回が初めてではない。去年はウクライナ人女性が服を脱ぎ捨て、「Stop Raping Us（蹂躙するのをやめろ）」とボディペイントした体をあらわにしている。
なぜ映画祭が抗議活動のターゲットにされているのかは、ゼレンスキー大統領による映画業界に向けたメッセージが理由のひとつと考えられるだろう。
というのも、去年ゼレンスキー大統領は「ロシアのウクライナ侵略について映画業界は沈黙を貫いてはならない」とコメントしているのだ。
カンヌの責任者は、映画祭がウクライナと連帯する立場であることを表明しており、ロシアの参加を禁止しているが、「公共の秩序を維持するために抗議活動は一切禁止」している。
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Protester wearing dress in Ukrainian colours covers herself in fake blood on the red carpet of Cannes Film Festival https://t.co/yOzXBYLucb pic.twitter.com/NZtdYGHvfy
— Daily Mail Online (@MailOnline) May 21, 2023
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🇺🇦 A protester wearing a dress in the colours of the Ukrainian flag was removed by security after pouring fake blood over herself on the stairs of the Festival Palace in Cannes during the Cannes Film Festival in the south of France.
— The Telegraph (@Telegraph) May 22, 2023
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🇺🇦Before the screening of the Russian film “Acid” at the the #CannesFilmFestival, a woman wearing the colors of the Ukrainian flag stepped onto the catwalk and doused herself in fake blood. A protester was arrested. pic.twitter.com/gt0KkbeWlc
— KyivPost (@KyivPost) May 22, 2023
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