製材過程で大量に出る、「おが粉」で酵素浴を

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    SDGs NEWS

    SDGs とは「Sustainable Development Goals」の略で、17のゴールから構成される「誰ひとり取り残さない、持続可能な開発目標」。実践できる身近なSDGs のニュースを毎月お届けします。

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    モダンな室内。サウナの後はハンモックで寛ぎたい。

    岐阜県中津川を拠点にする創業107年の老舗、丸山木材HDの子会社ミートトゥリーが、自社グループの製材工場で大量に出るヒノキの「おが粉」を使って酵素浴ができるスパ施設をオープンした。おが粉は製材加工する際に出る細かい木くずのことで、本来は付加価値がなかったもの。それを1㎜程度のやわらかい粉にふるい分け、浴槽の中で発酵させる。その際に自然に出る発酵熱を60~70℃(体感温度40℃)まで上げ、身体を埋めて全身を温める。温浴することで発汗を促し、芯から体が温まるのだとか。利用客は同社のヒノキを使ったサウナやヒノキ精油を利用したロウリュも楽しめる。国産材木の利用を促し、端材も活かす試みだ。

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    おが粉を使った酵素浴の浴槽。ふかふかの粉がいっぱいに詰まっている。汗をかいたら、最高級ヒノキ風呂も楽しめる。

    meet tree SPA NAKATSUGAWA(ミート トゥリー スパ ナカツガワ)

    住所:岐阜県中津川市新町4-14
    料金:酵素浴は1名利用で平日¥5,000、土日祝¥6,000(90分、現在は女性のみ)、サウナ平日¥3,500、土日祝¥4,500(60分)。
    ※予約は公式サイトから
    https://meettree-spa.net

    問い合わせ先/ミート トゥリー スパ ナカツガワ
    TEL:0573-64-8228

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    ※この記事はPen 2023年5月号より再編集した記事です。