CLARINS MEN(クラランス メン)
モイスチャー バーム SP
Check Points
☑保湿
☑サラサラ
☑ボタニカル
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昨年12月に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』。興行収入が100億円を突破する大ヒットを記録した本作、劇場でご覧になった「スラダン世代」の方も多いのではないだろうか。私はこれまで『スラムダンク』に触れたことがなかったのだが、この映画をきっかけにハマり、原作漫画を読んで作品への理解を深めた。そこで、今回は「『スラムダンク』から考えるスキンケア」をテーマにしてみたい。
『スラムダンク』を見て個人的に気になったのは、登場人物たちの肌コンディションだ。すこやかな肌を保っているだろうか?
まずは湘北高校の監督・安西先生。きっと、年齢相応の疲れが肌に出ているはずだ。漫画で見る安西先生は、おでこのシワが特徴的。桜木花道がタプタプする安西先生のアゴはやわらかそうだが、ひたいは意外に硬い肌質ではないか? 一般的に、年齢とともに肌は水分を失い、硬い質感になりがち。年齢を重ねた大人にはぜひファーストステップとして、保湿を意識したスキンケアをお薦めしたい。
一方、湘北高校の生徒はどうか。特別肌荒れが目立つというわけではないが、日々の練習でかく汗は肌にとって大敵。若いとはいえ日常的な保湿を含め、将来に備えたケアを始めてもいいだろう。
今回、「保湿」をキーワードに紹介したいのは、クラランス メンの「モイスチャー バーム SP」である。ジャンルとしては保湿美容液だが、私は以前から、男性にはバームが向くと思ってお薦めしてきた。バームとは、軟膏のような質感のあまり水分を含まない製品を指す。ベタつく製品が苦手な男性でも、バームのサラッとした触感なら抵抗なく使えるはずだ。
長時間、肌を保護しながら潤いやしなやかさをキープしてくれるバームであれば、肌もすこやかに整う。決め手となる「セサミオイル」で肌に栄養を与えれば、印象もぐっと爽やかに。整えた肌で、『スラムダンク』を見た後のように気分よく過ごそう。
伊藤聡
海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。著書『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました』(平凡社)が発売中。
※この記事はPen 2023年5月号より再編集した記事です。