2軸トゥールビヨンと2つのレトログラードでパワーリザーブは約4日間!
ウブロの旺盛な新作開発意欲に陰りは一切ないだけでなく、技術的にも常識を超越する創造性を備えていることが改めて証明された。新作「MP-13 トゥールビヨン バイ-アクシス レトログラード」は2軸のトゥールビヨンを搭載。テンプなどを収めたキャリッジが1分間で1回転するだけでなく、もう1つの軸で30秒間に1回転する。ウブロは2017年に2軸トゥールビヨンを自社開発しているが、今回の新作は各パーツを限界まで削ぎ落とすことで透け感を高めているほか、回転するキャリッジを囲むスペースを広く開放することで浮遊感が強調されている。
さらに、今回の新作では時と分の2つのレトログラード機構を初めて採用。分針は通常の動きで59分を表示し終えると瞬時にゼロ位置に戻るが、時針は各時間で停止しており、次の時間になるとジャンプして移動する。正確な時間表示が心地良いのはもちろんだが、大きなスケルトン針のダイナミックな動きも楽しめるのである。
ウルトラコンプリケーションとも表現できる超絶的な複雑機械式時計にもかかわらず、これまでになかったロングパワーを備えていることがウブロらしい独創的な技術力といっていい。エネルギーを消費する2つのレトログラード機構と2軸のトゥールビヨンを搭載していながらも、ゼンマイ動力は約4日間(約96時間)持続する。日常的な実用性に対する目配りに優れていることも、ウブロの見逃せない特長といえるだろう。
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発売と同時に高い人気を集めてきた日本限定モデルとして、今年は「ビッグ・バン ウニコ カーボン スカイブルー」が登場した。ケース、ベゼルともに軽量のカーボンファイバー製だが、スカイブルーのコンポジットを加えているため、艶消しのマットなブラックの中にブルーの独特の斑紋が見られる。素材の生成過程で自然に発生するため、同じ模様が現れることがなく、それぞれ固有の斑紋を持つ唯一無二のタイムピースとなる。
このカーボンケースに、スカイブルー&ブラックのライン入りラバーストラップのコンビネーションが独特の雰囲気を醸成しているが、ブラックのベルクロストラップも付属。特許取得済みの「ワンクリック」システムによって、自分で簡単に交換できる。
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昨年の「ウォッチズ&ワンダーズ2022」で大きな話題を巻き起こしたスクエア型の新コレクションに、サファイアクリスタルとセラミックで2色のケースによる3モデルが追加された。
サファイアクリスタルのモデルは、複雑な形状の角型にもかかわらずダイヤモンドに次ぐ高硬度の素材を使用しており、無垢な透明感と輝きを楽しめる。セラミックはホワイトとブラックの2色。同色のストラクチャードラバーストラップと組み合わせているが、ホワイトのモデルは要所にブラックカラーを配しており、シャープなコントラストが個性的だ。
問い合わせ先/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL:03-5635-7055
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