2029年、超音速の空の旅が復活…世界最速旅客機の製造施設が建設スタート

  • 文:美矢川ゆき

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@boomsupersonic - Instagram 

コンコルドの最後の飛行から約20年、超音速旅客機が復活を遂げようとしている。

その航空機は、アメリカの航空会社ブーム・スーパーソニック社が開発中の「Overture(オーバーチュア)」だ。この航空機は世界最速の旅客機として、現在の旅客機の2倍以上となるマッハ1.7(時速2000km以上)の速度になる予定だ。

2023年1月、同社は米ノースカロライナ州にSuperfactory(スーパーファクトリー)の建設を開始したと発表した。この製造施設を本年中に完成させ、2024年から製造をスタートさせる計画だ。2026年までに最初のオーバーチュア試験飛行を実施し、2029年に一般公開することを目指している。また、2032年までにスーパーファクトリーで2,400人以上の労働者を雇用することを見込んでいる。

ロンドンからニューヨークまでのフライトは現在約7時間だが、この航空機が実現すると、約3時間半で移動できることになる。東京-サンフランシスコ間の場合は、約10時間から約6時間に短縮する。飛行機には65〜80人の乗客が搭乗でき、全席ビジネスクラスになる予定だ。

SNS上には「おめでとう!これからの展開が楽しみです」「素敵!求人に応募したい」という好意的なコメントの他に、ブーム・スーパーソニック社が直面している「エンジン製造の課題」に言及するコメントも散見される。

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ファクトリーの建設開始を告げる、ブーム・スーパーソニック社のツイート @boomaero - Twitter 

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@Boom Supersonic - YouTube 

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日本航空もオーバチュアに出資

2021年の米国大手航空会社ユナイテッド航空に続き、昨年8月には、同じく大手のアメリカン航空が20機の新しい超音速旅客機を発注している。その他にも、日本航空などが出資をして将来の優先発注権を獲得済みだ。アメリカン航空によると、ブーム・スーパーソニック社には、さまざまな航空会社から実質合計130機以上が発注されているそうだ。

 

超音速旅客機オーバチュアのイメージ画像 @boomsupersonic - Instagram 

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超音速旅客機オーバチュアの特徴ある翼 @boomsupersonic - Instagram 

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画期的なカーボンゼロ飛行

ブーム・スーパーソニック社の航空機オーバチュアの注目すべき点は、スピードだけではない。同社によると、この飛行機はすべて持続可能な燃料で動き、2025年までに温室効果ガスの排出がゼロとなる「ゼロカーボン」になるという。

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時速4000kmの構想も

英TimeOut誌は「超高速飛行機の未来に目を向けているのはブーム・スーパーソニック社だけではない」と述べる。スピードだけでいうと、スペインのデザイナーOscar Viñals氏が構想する飛行機は時速4000kmに達する可能性があるとされている。もし実現すれば、ロンドン-ニューヨーク間の飛行時間は1時間以下に短縮されるかもしれない。

@oscarvinals11 - Instagram 
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日本航空もオーバチュアに出資

 

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画期的なカーボンゼロ飛行

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時速4000kmの構想も

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