猥雑なパワーに思わず魅了される、現代ロックが示した新境地

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】
『ラッシュ!』

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マネスキン ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル SICP-6505 ¥2,640

2022年、最も勢いのあったロック・バンドといえば、イタリア・ローマ発のこのZ世代4人組。昨夏の初来日パフォーマンスも記憶に新しいところだろう。世界的ブレイクを果たしてから初となるこの3作目には、既発のヒット3曲の他に、北米ツアーのオープニングを飾ったパンクロック「クール・キッズ」、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ参加曲「ゴシップ」、ライブの定番「ガソリン」、イタリア語で畳み掛けるように歌う「ラ・フィーネ」など、新境地も見せる全18曲を収録。ロック本来の猥雑なパワーに魅了される。

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※この記事はPen 2023年3月号より再編集した記事です。

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