注文や支払いから調理までロボットが行い、人間のスタッフは必要最小限の数だけで運営する飲食店が増えてきている。そんな中、ドバイでは、スーパーモデル風のロボットが接客してくれるカフェがオープン予定だ。世界で初めてという「スーパーモデルロボットカフェ」は早速、多くの注目を集めている。
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実在のビューティコンテスト優勝者をリアルに再現
2023年にドバイにできる「ドナ・サイバー・カフェ」では、ロボットが来店した客を迎える。しかも、“いかにもロボット”な無機質な見た目ではなく、ピンク色のワンピースを着用した金髪の美女風で、バービー人形を等身大の大きさにしたような見た目と言えばわかりやすいだろうか。
ドナと名付けられたこのロボットは、2014年のビューティコンテストで優勝した同店のオーナーの妻をモデルとして、リアルに再現したという。
客が店に入ると、レジで待ち構えるドナが話しかけてくる。注文はレジに設置されたスクリーンをタッチして行うが、まるで人間のスタッフがいるように、ドナがさまざまなことを話しかけてくるそうだ。さらにドナは、注文を受けてコーヒーやアイスクリームの提供まで行う。
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人間のスタッフと同じように会話を楽しめる?
こんなロボットが対応するカフェの登場に対して、さっそくネット上では賛成派と反対派に意見がわかれているようだ。「味気ない」「人間がいる店に行く」と否定的な声がある一方で、「すばらしい」「行ってみたい」と好意的に受け止める声もある。
ちなみに、このスーパーモデル・ドナは、ドバイのRDI Robotics社製の「Robo-C2」と呼ばれるロボット。同社ではリアルな人間を模した人型ロボットを製造しており、人との会話も可能で医療現場などでも利用が広がっている。
また、ドナは表情から人の感情を察知できて、繰り返し来店する客の顔を覚えることもできるそうだ。つまり、何度も店に行って会話を重ねていくとドナと親しくなって、彼女との会話に楽しみが生まれるかもしれない。飲食店における新しいエンターテインメントのひとつになる可能性も秘めている。
サービス業界の人手不足を補い、コストカットや作業効率化につながるロボットの利用は今後、さまざまな場面で進んでいくことは間違いないだろう。ただしロボットとのやりとりは、どうしても「温かみがない」「ワンパターン」などの印象があるかもしれない。
今回のロボットカフェでは、そんなロボットの弱点をスーパーモデル風で人との会話を楽しめるという特徴を加えたことでカバーしているようだ。新しい楽しみを見出すことができたら、また別の魅力が生まれていく可能性があると言えるのではないだろうか。
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【出典】
https://www.esquireme.com/food-and-drink/restaurants/the-cashier-at-a-new-dubai-cafe-is-a-supermodel-robot
https://www.siasat.com/worlds-first-supermodel-robot-cafe-to-come-up-in-dubai-2482005/
https://scenetraveller.com/News/A-Robot-Supermodel-Will-Serve-You-at-Dubai-s-Donna-Cyber-Ca
https://rdirobots.com/robots/c2