創業20年の国産ブランドから、柴田文江が手がける新作ソファが登場

  • 文:高橋美礼(デザインジャーナリスト)
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「BOUNDARY」

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「バウンダリー」の特徴であるスクエアなシルエットが、インテリアのアクセントになる。座面高はすべて共通で43㎝。基本の奥行きは96㎝、幅85㎝。ゆったりとしたコーナーラウンジにはもちろん、あえてダイニングテーブルと組み合わせてみるのもいい。www.ny-k.co.jp

日本製のソファをつくり続けてきたノイエス(NOYES)が、ワンランク上の新ブランド「オンノイエス(on NOYES)」を立ち上げた。その第1弾となるソファ「バウンダリー(BOUNDARY)」を手がけたのは、プロダクトデザイナーの柴田文江。従来の一般的な日本の居住空間に縛られないスケール感で、ゆったりとした座り心地と立ち上がりやすいサイズを追求したという。

「中身から縫製まで、国内の職人さんの手によるソファは、しっかりとした完成度が期待できました。その技術と経験から少し工夫すれば、ヨーロッパのソファのような快適さも生み出せると考え、細部までこだわった縫製を取り入れています。形そのものに強い主張があるわけではないけれど、密度のあるデザインを目指しました」

シンプルなシルエットを構成するポイントになっているのは、縁をつまむように縫製された四角い形状。シャープだがやわらかい印象に落ち着いた。普遍的なフォルムでありながら新鮮さを与えるカットやステッチは、20年以上ソファをつくり続けてきた実力の証しでもある。

ユニットは、座面と背面だけのシングルタイプから左右の肘付き、座面の奥行きが長いカウチ、コーナー、オットマンなど全11種類。すべてカバーリング仕様で、生地はスペインのガストンダニエラやイギリスのヴィラノヴァといった、品質に定評のある海外ブランドから約120色が揃う。組み合わせ次第で、インテリアの個性を発揮できる。

そして、ソファと同じ生地ラインアップから選べるキューブクッションも見逃せない。床座とソファの中間に位置する大きめのクッションとして、さまざまな使い方ができるだろう。発売は2023年2月下旬を予定、現在はノイエス青山ショールームで実物を見ることができる。

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※この記事はPen 2023年2月号より再編集した記事です。