2022年冬のホテル営業を目前に、スウェーデンで“アイスホテル”の建設が本格化している。大きな氷のかたまりを運ぶ作業など、建設の様子を公式SNSでは公開中だ。
このアイスホテルは、スウェーデン北部の北極圏にあるユッカスヤルビ村に位置しており、世界初の氷でできたホテルとして知られている。1989年のある寒い日、川から採取された巨大な氷のブロックを使って、史上初のアイスホテルが手作業で彫刻されたのが始まりで、現在はスウェーデンのランドマークとなっている。
毎年冬の訪れとともに建設がスタート。凍ったトルネ川から氷を切り出すところからスタートする。アイスホテルの公式サイトによると、切り出す氷の数は2500個。1つの氷の重さは2トンある。トルネ川から、ホテルの建設に充分な氷の量を採取できるそうだ。毎年、厳寒期の12月中旬頃から営業を開始し、4月の雪解けでホテルが再びトルネ川に帰るまで営業を続ける。
今年のオープンは、12月16日。ホテルのオープン日はFacebookとInstagramから、館内を紹介するライブ中継が行われる予定だ。ライブはスウェーデン時間の12月16日17:30 (日本時間12月17日25:30)から。その時、今年のアイスホテルの内装が世界に初公開される。
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毎年新しいデザインに挑戦
ホテルの名前は、今年33年目なので「アイスホテル33」だ。ホテルの総面積は、2890平方メートル。コロナ禍を経て、今年は再び国際コンペティションが行われた。arts&COLLECTIONSによると、今回は世界23カ国から合計135名の応募があり、15カ国24名のアーティストが選出されているらしい。
11月末、アーティストたちはユッカスヤルビ村に集結。制作・建設スタッフとともに、12のスイートルーム、24のアイスルーム、1つのセレモニーホールからなるアイスホテルを、現在建設中だ。クリエイティブ・ディレクターのルカ・ロンコローニ氏が自身のInstagramに投稿したアーティストのリストには、日本人の名前も確認できる。「毎年作るホテルには、それぞれの良さがあります。来年は新しいアイデアを試せると思うと、とても解放感があり、想像力が刺激されます」と、アイスホテルの公式サイトで語っている。
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「すべての部屋に、個性があふれている」
SNS上には、過去にアイスホテルに訪れたゲストの思い出の声があふれている。「すべての部屋に、それぞれのアーティストの個性が溢れている。どれも素晴らしくて、ひとつ選ぶのが難しい」「私はアイスホテル27に行ったけれど、美しかった」。また、「結婚式をあげた」「ハネムーンで宿泊した」という声も多い。
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夏の間も氷の部屋に宿泊可能
スウェーデンのアイスホテルは、2016年から「アイスホテル365」を営業。9室のデラックススイートと11室のアートスイートがあり、夏の間も氷と雪でできたホテルを楽しめる。夏の3ヶ月は太陽が沈まないユッカスヤルビ村の白夜が続く。太陽光発電を利用したサステイナブルな方法で、ホテルの温度を管理して営業をしているそうだ。
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【画像・動画】今年の内装は? スウェーデンで2022年版“アイスホテル”が建設中
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毎年新しいデザインに挑戦
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夏の間も氷の部屋に宿泊可能
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