乾燥し始める秋こそ、保湿の心得を知ろう【グルーミング研究所】

  • 文:伊藤 聡
  • 写真:丸益功紀(BOIL)
  • イラスト:武田侑大

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SHISEIDO MEN(資生堂 メン)
トータルR ライトフリュイド N

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資生堂の長年の男性皮膚生理の研究から誕生したメンズライン。本製品は、乾燥による小ジワや肌荒れを保湿効果で目立たなくする。70㎖¥8,470/資生堂 メン(SHISEIDOお客さま窓口) TEL:0120-587-289

Check Points

☑保湿
☑さっぱり
☑エイジングケア

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スキンケアで最も大事なことはなにか。それは保湿。肌に潤いを与えてキープする。保湿をおろそかにするスキンケアは、セブンティーンアイスの売っていないボーリング場、もしくは車を運転しない『ドライブ・マイ・カー』みたいに物足りない。今回は基本中の基本、保湿がテーマである。

化粧水をつけた後、肌が「ムニッ」とやわらかくなる、あの状態を意識してほしい。「ムニッ」こそが、肌に水分が補給された証拠だ。保湿された肌はなめらかでキレイに見える。秋になり、次第に空気が乾燥してくるなか、日頃から肌の潤いをキープするよう心がけたい。

保湿には二段階ある。まずは肌に潤いを与え、次にその潤いを閉じ込める。どちらが欠けてもいけない。このふたつを同時に意識することで、肌の水分が維持される。洗顔後、化粧水で潤いを与えるのだが、これだけだとすぐに乾くという難点がある。水分を浸透させた後の肌にバリアを張って、持続させることが大切になる。潤いを閉じ込める役割をするのは、おもに乳液。ベタつく感触が苦手という方も多いが、乳液に入っている油分は、化粧水で潤った肌にフタをして水分をキープしてくれる役割がある。化粧水と乳液、まずはこの二段階を意識しよう。

今回紹介する資生堂 メン「トータルR ライトフリュイド N」は、化粧水と乳液から、さらに一歩進んだ効果が期待できる保湿液だ。実際に使ってみると、頬の「ムニッ」が何時間経っても持続している。単体で使ってもOKだが、化粧水、本品、乳液の順で使ってもいいだろう。ほのかな香りも上品で、ベタつきの少ないさっぱりとした使い心地も魅力だ。さらには「トータルエイジングケア」のキャッチコピー通り、ナイアシンアミドの成分がシワ改善、シミ予防といったプラスアルファの効能を促してくれる。

本格的な乾燥シーズンに備え、いまから便利な保湿アイテムを使って、瑞瑞しく弾力のあるツヤ肌を手に入れよう。

伊藤聡

海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。照れずに始めれば必ず楽しい美容の魅力を広めるべく、日々活動。

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※この記事はPen 2022年12月号より再編集した記事です。