ホフディラン小宮山氏厳選、現地でしか食べられない地方のカレー名店が渋谷に集結。

  • 文:森一起:
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2018年9月のオープンと同時に行列必至の人気店となったレモンライス東京。午後には売り切れになり、夜はレモンサワーを出すバーへ。

パリからロンドン、リバプールへ。1か月以上ヨーロッパに居た時、猛烈に食べたくなったのは、梅干でもお茶漬けでも、魚の煮付けでもなく、カツカレーだった。

神保町に本店がある東京堂書店の支店がパリのオペラ座近くにあり、そこに食堂があると言う。さっそくロケがオフになった日、東京堂に向かった。白いご飯に黄色いカレー、コートレットではなく、豚カツ。ひと口頬張ると、うっすらと涙が滲んだ。どうして、こんなにも日本人はカレーが好きなんだろう。

ホフディランのボーカルとキーボード小宮山雄飛くんもまた、音楽界、いや日本を代表するカレー好きだ。

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実店舗時代のテイクアウト専門のレモンライス。ちゃんと数々の薬味とチキンカレーもセットされ、何度も味変を楽しむことができた。

これまで数々のカレーを食べ歩き、オリジナルのカレーレシピをまとめたカレー本を3冊上梓。とうとう渋谷に南インドの家庭料理であるレモンライスの店まで出した音楽界屈指のカレーマニアとして知られる雄飛くん。彼が厳選した、なかなか行けない地方の名店の味が、自身のホームタウン渋谷に集結した。

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今回の会場、もしも食堂は、東急プラザ6階「シブヤグラン食堂」内にある。

カレーたちが出会う場所は、東急プラザ内にある「もしも食堂」。「もしも食堂」は、様々なシェフや飲食店、団体が期間限定で料理を提供するシェアキッチン。

これまで落合務シェフが手掛ける有名店「LA BETTOLA da Ochiai」や、中国料理研究家パン・ウェイ氏と宇都宮の名店「Otowa Restaurant」のコラボレーションなどを実現してきた。

そして今回は、「もしも食堂~WORLD CURRY FESTA(ワールドカレーフェスタ)~」。現地に行かなければ食べることができない至高のカレーたちを、一度に体験できる「もしも」が実現した。

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レセプションの日、撮影用のカレーたちが並べられた店内。中央部には今回の主役、雄飛くんの姿も。

「学生時代からカレーにハマって、東京のおいしいカレー屋さんを食べ歩き、老舗の名店はもちろん、気になる新店も日々チェックしてきました。そんな僕がここ数年気になっていたのが、地方の名店。それも北海道のスープカレーや門司港の焼きカレーといった、いわゆる「ご当地カレー」ではなく、地方にある世界のカレー!東京からなかなか足を運べない場所に、劇ウマカレーの名店が点在しているんです」

雄飛くん自身が足で選び、直に交渉し、体験不可能な地方の名店たちが「もしも食堂」に集まった。迎え撃つのは、雄飛くんオリジナルの「Lemon Rice Tokyo」だ。

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マトンカラヒはじっくり炒めた大量の玉ねぎと、カラヒ用にミックスしたオリジナルマサラを使用。トロトロになったマトンとトマトの旨味に圧倒される。

「富山県の射水にはパキスタン人のコミュニティがあって、パキスタン人がパキスタン人のために出している、ガチなパキスタンカレーが味わえます。ザイカ(カレーハウス)はその中でも超有名店、レジェンドシェフ、サキさんの作るカレーに全国からカレーマニアが集まります」

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チキンキーマアルーは玉ねぎの旨味に、カシューナッツペーストと生クリームのコクを加えたリッチなテイスト。付け合わせのライタ(ヨーグルトサラダ)で味変も。

グルメ雑誌にも特集され、カレーマニアの熱い注目を浴びるザイカ・カレーハウス。しかし、店の場所は新幹線富山駅から、さらに車で30分という住宅地の中にある。

それでも、有名なカシミールの元料理長で巨匠と呼ばれる名シェフ、ムハンマド・サキライン氏のカレーは全国のカレーマニアたちを集め続けている。

今回は、マトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)とチキンキーマカレー(鶏ひき肉とじゃがいものカレー)が、前期(11/18〜1/25)と後期(1/25〜3/31)で入れ替わる。

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スリランカチキンカレーは、アーユルベーダの考えをベースに、素材本来のおいしさを味わえる自然な味付け。数々の副菜や豆カレー、パパダン(豆のせんべい)を混ぜて楽しむ。

「埼玉は大宮の紅茶屋さんは、大宮駅からバスで10分、さらに歩いて10分ほどかかる完全な住宅地にあって、文字通りマニアたちはこの店だけを目指していく場所。

しかも、スリランカ料理教室をやっている加地先生が、すべて手作りでおもてなしの精神でお作りになっているので、1日5名限定・お昼のみというハードルの高さ!」

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スリランカフィッシュカレーは、ココナッツミルクのクリーミーさにコラカ(酸味料)を加えた独特の味わい。副菜や豆カレー、パパダンで味変を。

紅茶の輸入業を営む店主が提供する本格スリランカ料理が絶品と、カレーマニアのみならずグルメメディアでも有名になった紅茶屋さん。

身体にも優しくヘルシーな味付けが特徴で、素材の味覚を活かしきった毎日でも食べられるおいしさ。しかし、1日5組の完全予約制で、常に1ヶ月先まで予約が埋まっている。

前期は鶏、後期は魚を用意してくれる紅茶屋さん。この機会を逃したら、もういつ食べられるか分からない。

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ゲーンペッは、数種の赤唐辛子などのスパイスにレモングラス、コプミカンなどのハーブをブレンド。ジャスミンライスとの相性も抜群。

「芦屋のバーンタイは、これまた芦屋の住宅街にひっそり佇む人気店。そこだけ突然アジアのリゾートのような素敵な店内で出されるカレーは、彩りもきれいな生の野菜とハーブを使った絶品のタイカレー。

兵庫でタイカレーと言ったらここ!と言われる有名店です」

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ゲーンキャオワーンは、青唐辛子などのスバイスにレモングラス、コブミカンなどのハーブをプラス。ココナッツミルクのコクが活きるタイカレーの代表。

兵庫のみならず、関⻄を代表するタイ料理の趙有名店。連⽇お昼前に満席になり、⾏列必須の⼈気。新鮮な⾷材を使い、特にタイ⼈のシェフがオリジナルのレシピで作るグリーンカレーは、濃厚な味わいの中にハーブの⾹りと刺激的な⾟さが混ざり、日本中にファンを持っている。

今回、前期でレッドカレー、後期にはグリーンカレーが供される。

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レモンライスは、南インドの家庭料理を元に独自のアレンジを加えた渋谷発のレモンフレーバーライス。まずはそのまま、その後副菜で味変。最後はカレーをかけて唯一無二のおいしさを。

「パキスタン、スリランカ、タイのいずれも名店ながら、なかなか東京からは行きづらかったお店の味を、我がホームタウンの渋谷に集結しました。

そして、地元からは我がレモンライス東京のレモンライスがお出迎えします」

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パキスタン、スリランカ、タイ、そして東京。全国の名店を一同に味わえるカレーフェスタを実現させた、カレー番長雄飛くんに感謝!

何れ劣らぬ強豪たちを迎え撃つ雄飛くんのレモンライス東京は、渋⾕発の新しい⾷の名物をと、南インドの家庭料理レモンライスをベースに独⾃のアレンジを加えたまったく新しいカレー。

たった1坪のテイクアウト専⾨店としてオープンし、瞬く間に全国のカレー店のメニューにレモンライスを広めた元祖店だ。現在はECと催事・フェスなどへの出店、飲⾷店へのメニュー提供として運営しているから、食べられるチャンスは少ない。

渋谷に全国の有名店が集まる、もしも食堂のカレーフェスタ。少なくとも7回、いやそれ以上に通い詰めたい。カレーマニア垂涎のイベントは、前期と後期でメニューをチェンジして(レモンライス以外)来年の3月まで。誰よりもカレー好きな主催者にも、もしかしたら会えるかもしれない。

もしも食堂~WORLD CURRY FESTA(ワールドカレーフェスタ)~

東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3 渋谷フクラス内東急プラザ渋谷

https://shibuya.tokyu-plaza.com/

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2018年9月のオープンと同時に行列必至の人気店となったレモンライス東京。午後には売り切れになり、夜はレモンサワーを出すバーへ。

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実店舗時代のテイクアウト専門のレモンライス。ちゃんと数々の薬味とチキンカレーもセットされ、何度も味変を楽しむことができた。

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今回の会場、もしも食堂は、東急プラザ6階「シブヤグラン食堂」内にある。

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レセプションの日、撮影用のカレーたちが並べられた店内。中央部には今回の主役、雄飛くんの姿も。

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マトンカラヒはじっくり炒めた大量の玉ねぎと、カラヒ用にミックスしたオリジナルマサラを使用。トロトロになったマトンとトマトの旨味に圧倒される。

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sub4.jpgチキンキーマアルーは玉ねぎの旨味に、カシューナッツペーストと生クリームのコクを加えたリッチなテイスト。付け合わせのライタ(ヨーグルトサラダ)で味変も。

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スリランカチキンカレーは、アーユルベーダの考えをベースに、素材本来のおいしさを味わえる自然な味付け。数々の副菜や豆カレー、パパダン(豆のせんべい)を混ぜて楽しむ。

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スリランカフィッシュカレーは、ココナッツミルクのクリーミーさにコラカ(酸味料)を加えた独特の味わい。副菜や豆カレー、パパダンで味変を。

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ゲーンペッは、数種の赤唐辛子などのスパイスにレモングラス、コプミカンなどのハーブをブレンド。ジャスミンライスとの相性も抜群。

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ゲーンキャオワーンは、青唐辛子などのスバイスにレモングラス、コブミカンなどのハーブをプラス。ココナッツミルクのコクが活きるタイカレーの代表。

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レモンライスは、南インドの家庭料理を元に独自のアレンジを加えた渋谷発のレモンフレーバーライス。まずはそのまま、その後副菜で味変。最後はカレーをかけて唯一無二のおいしさを。

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パキスタン、スリランカ、タイ、そして東京。全国の名店を一同に味わえるカレーフェスタを実現させた、カレー番長雄飛くんに感謝!

森 一起

文筆家

コピーライティングから、ネーミング、作詞まで文章全般に関わる。バブルの大冊ブルータススタイルブック、流行通信などで執筆。並行して自身の音楽活動も行い、ワーナーパイオニアからデビュー。『料理通信』創刊時から続く長寿連載では東京の目利き、食サイトdressingでは食の賢人として連載執筆中。蒼井優の主演映画「ニライカナイからの手紙」主題歌「太陽(てぃだ)ぬ花」(曲/織田哲郎)を手がける。

森 一起

文筆家

コピーライティングから、ネーミング、作詞まで文章全般に関わる。バブルの大冊ブルータススタイルブック、流行通信などで執筆。並行して自身の音楽活動も行い、ワーナーパイオニアからデビュー。『料理通信』創刊時から続く長寿連載では東京の目利き、食サイトdressingでは食の賢人として連載執筆中。蒼井優の主演映画「ニライカナイからの手紙」主題歌「太陽(てぃだ)ぬ花」(曲/織田哲郎)を手がける。