「ロックフィッシュ」店主が愛飲する、 2,000円台で幸せな気分になれるロゼワイン【プロの自腹酒 vol.1】

  • 文:山内聖子
  • 写真:榊 水麗
  • イラスト:阿部伸二
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下北ワイン カノン ロゼ2020/サンマモルワイナリー

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青森県下北半島の自社畑で栽培した、シュロンブルガーやライヒェンシュタイナー、北の夢などのワイン用ブドウをアッサンブラージュしたロゼワイン。鮮やかなルビー色で、ベリー系の穏やかな酸味が心地いい。しっかりしたボディがありながら、余韻はすっきりと爽やかで、飲み飽きしない。肉や魚、野菜など合わせる素材を選ばず、どんなつまみにも寄り添う懐の深さもある。720㎖ ¥2,486/サンマモルワイナリー TEL:0175-42-3870

絶品のハイボールをつくる名手として、酒好きに広く知られる「ロックフィッシュ」の店主・間口一就さん。これまでハイボールブームを牽引してきた立役者でもあるが、意外にも仕事が終わった後に自分で買って飲む“自腹酒(じばらざけ)”はワインを飲むことが多いのだという。

「もちろんハイボールを飲む時もありますが、ワインは手間がかからずグラスに注ぐだけで気軽に飲めるじゃないですか。特に、肩肘張らずにのんびり飲める、酸が穏やかで料理に合わせやすいタイプが好きです。そういう飲み疲れないワインは、なにも考えずに気持ちよく酔えるので仕事終わりにぴったりなんです」

なかでも、「とびきりハッピーになれる」と間口さんがお気に入りなのが「下北ワイン カノンロゼ」。本州最北端の寒さ厳しい青森の自社畑のみで育った3種類のブドウをアッサンブラージュした、爽快なロゼワインである。「 仕事終わりはひとりではなく、どちらかというと数人で飲むことが多いのですが、ひと口でパッと笑顔になって明るくなるこのロゼは、いつも仲間と飲んでいたいワインです。色も味もチャーミングだけれど芯がしっかりしてボディもあるので、合う料理の守備範囲が広く、一本でいろいろなつまみと楽しめるのも最高ですね」

とりわけ、魚介類との相性を特筆したい。「肉や野菜にもよく合うのですが、これからの季節に食べたいホタテのソテーやフライ、鮭を使った肴にはもっとドンピシャですね。恐ろしいほどこのロゼがグイグイ進みます(笑)」

しかも、値段が手頃なのもいい。「仕事終わりのお酒は楽しみのひとつなので妥協したくない」という間口さんが、まとめ買いしてしまうほどカジュアルに飲める魅力的な一本なのだ。おいしくて廉価で気持ちよく酔える。普段の自腹酒としてこれほど最適な一本はないだろう。

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天然の紅鮭を使用した、ワインが進む水煮缶詰

通常の鮭より味が濃い「ストーの紅さけ水煮」が間口さん贔屓の酒肴。ハーブのディルを散らしてマヨネーズを添えればよりおいしい。ロゼだけではなく赤ワインにもよく合う。

間口一就

1969年、愛媛県生まれ。多くの人に愛されるハイボールの他、オリジナルのつまみが人気。著書に『バーの主人がこっそり教える味なつまみ』など多数。

ロックフィッシュ

住所:東京都中央区銀座7-3-13ニューギンザビル7F
TEL:03-5537-6900

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※この記事はPen 2022年12月号より再編集した記事です。