風刺とユーモアに富んだ、約180点もの版画コレクションが公開! 『ヴァロットンー黒と白』展が開催中

  • 文:Pen編集部
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三菱一号館美術館(東京・丸の内)にて展覧会『ヴァロットンー黒と白』が開催中だ。1865年スイスに生まれ、19世紀末のパリで活躍したナビ派の画家フェリックス・ヴァロットンの木版画約180点を一挙に初公開する。

ヴァロットンは、木版画制作にあたり日本の浮世絵文化をはじめとしたジャポニズムの影響を受けたとされる。今回の展覧会では、三菱一号館美術館が所蔵する世界有数のヴァロットン版画コレクションの中から、希少性の高い連作〈アンティミテ〉〈楽器〉〈万国博覧会〉〈これが戦争だ!〉を含め、彼が生涯に制作した版画の大部分を網羅する貴重な作品が集まっている。

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スイスとフランスという二つの異なる文化を跨いで活動したヴァロットンは、さまざまな葛藤や矛盾のはざまで揺れ動きながら、木版画において独自の作風を確立。作品に表れる辛辣な風刺と独特なユーモアに富んだ彼の視点は、現代を現代を生きる私たちにも新鮮な気づきを与えてくれるはずだ。

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また本展開催にあたって、フランスからSAKE文化を世界に発信する日本酒メーカー、株式会社WAKAZEとコラボレーション。展覧会のメインビジュアルであるヴァロットンの作品「嘘(アンティミテⅠ)」をラベルにデザインした特別限定商品、フランスで醸造された純米吟醸酒「GINJO 2022 LIMITED EDITION」を発売中だ(詳細はこちら。数量限定商品のためなくなり次第終了)。こちらもぜひチェックしてほしい。

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「ヴァロットンー黒と白」展×WAKAZE GINJO 2022 LIMITED EDITION 7,700円(税込)

黒と白で表現された、ヴァロットンの革新的な作品群をこの機会にぜひお見逃しなく。

『ヴァロットンー黒と白』

開催期間:〜2023年1月29日(日)
開催場所:三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間:10時~18時 ※金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで。入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、12月31日、1月1日 ※但し、10月31日、11月28日、12月26日、1月2日、1月9日、1月23日は開館
入場料:一般¥1,900、高校・大学生¥1,000(税込)、小・中学生 無料
https://mimt.jp/vallotton2/

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