シンガポールアートミュージアムの新しい舞台は、港に面した倉庫街

  • 文:葛西玲子

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SINGAPORE シンガポール/シンガポール

6-Installation view of Ming Wong's 'Wayang Spaceship', as part of SAM's The Everyday Museum, 2022; image courtesy of Singapore Art Museum.jpg
Installation view of Ming Wong's ‘Wayang Spaceship’, as part of SAM’s The Everyday Museum, 2022; image courtesy of Singapore Art Museum

「シンガポールアートミュージアム」は大改修のために閉館中。その間、拠点をコンテナ港に隣接する倉庫街に移し、公共の空間で鑑賞できる特別なプロジェクトを展開している。

その一環でお目見えしたのは『ワヤンスペースシップ』(開催期間:~2023/1/ 31、料金:無料)。シンガポール人アーティスト、ミン・ウオンによるインスタレーションは、庶民に親しまれてきた移動式のチャイニーズオペラ「ワヤンステージ」の再解釈で、時間、現実と空想が交差する映像の世界に引き込まれる。日没直後の光の変化と、コンテナ群の動きや音が絶好の背景となり、夢想的な体験を盛り上げてくれる。

www.singaporeartmuseum.sg

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※この記事はPen 2022年11月号より再編集した記事です。