地上390m……ドバイ超高層ビルの鉄骨に片手でぶら下がった男【動画】

  • 文:青葉やまと

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Nuisance-YouTube

恐怖という感情を、どこかに忘れてきてしまった男がいるようだ。イギリスのフリークライマーであるアダム・ロックウッド氏が、ドバイの超高層ビルで離れ業を披露した。

現場は地上390mの高さとなっており、東京スカイツリーで例えると、第1層の展望デッキよりもさらに40mほど高い場所にあたる。屋上から突き出したクレーンの鉄骨によじ登った氏は、片手だけでぶら下がるなどのスタントを次々と繰り出した。

現場は、世界一の高層ビルであるブルジュ・ハリファの真横で建設中の高層建造物「イル・プリモ」だ。朝早く現地に出向いたロックウッド氏は、工事関係者の目を盗んで最上階の77階へ到着。両脚でぶら下がったりするなど、空中でポーズを決めた。

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超高層ビルで離れ業を披露【動画】

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きらめくドバイの街をはるか眼下に

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Nuisance-YouTube

燦然ときらめくドバイの夜景を背にポーズを決めた氏は、刻々と白んでゆくアラブの空を舞台に、はじめは両手での宙吊りに挑戦。難なく成功させると、ごうごうという風切り音が響くなか、片手や両足での宙吊りポーズに移行。難なくこなすと表情を緩ませ、カメラに笑顔を向けた。

氏の後日談によると、実はスタントを始めた瞬間、クレーンに付着していたグリースが手についたことに気づいたという。身体を唯一支える手がグリースまみれという最悪のコンディションのなか、氏は数分の短いパフォーマンスを成功させた。

この様子を収めた動画がYouTubeにアップされると、わずか10日ほどで10万人近い視聴者を魅了した。英紙ガーディアンにも取り上げられている。

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「人生で一番怖い映像」 視聴者のリスペクト集まる

視聴者からは、並ならぬ度胸に敬意を示すコメントが相次いでいる。ナンシーと名乗る女性視聴者は「人生でみたなかで一番怖い。全身でそう感じる」とコメントしている。

男性視聴者のライアンは「ワォ、本当にものすごく信じられない! 画面越しにみただけでまだ胃が変な感じがしているし不安になる笑 さすがの男だよ!」とコメントし、「どうか安全にね」との気遣いを忘れなかった。

ロックウッド氏はパフォーマンス中、ほぼ恐怖心を感じることがないのだという。ガーディアン紙に対し、スタントをこなす瞬間は「思考が停止する」ため、「非現実的」かつ「ほぼ平穏」な心境になると説明している。

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登るまでが一番大変だった

氏にとって一番の鬼門は、最上階までの道のりだった。45度という熱波のなか、スタント前の体力消耗を避けたいロックウッド氏は、当初はエレベーターで最上階まで上がろうとしたという。

しかし守衛にみつかってしまい、階段へ退避することに。そこからほかの夜間作業員の目をかいくぐり、8つの階段室を使い分けつつ、2時間を費やして頂上へ到達した模様だ。

道中も録画を続けた結果、持参したアクションカメラ「GoPro」のバッテリー残量が20%を切るという想定外の事態となった。体力もバッテリーも消耗する悪条件のなか、なんとかパフォーマンスに成功したという経緯だ。

さすがの氏も極度の疲労を覚えたらしく、スタントを終え地上に戻ったあとは丸1日眠ったと打ち明けている。常人ならば映像を見ただけで身震いしてしまいそうな高所だが、才能というべきか、恐怖を感じない人間というのは存在するようだ。

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