パイロットからの要請によって開発され、2地点の時刻を同時に表示することができるGMT搭載機。今回は、そんなGMT機能を搭載した新作腕時計をピックアップした。
6月28日発売のPen8月号「アイデアと行動力で世界を動かす、“仕掛け人”を探せ!」の第2特集「スポーツウォッチ最新案内」から一部を抜粋して紹介する。
PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)
トンダ PF GMT ラトラパンテ
8時位置のプッシュボタンを押すと時針が1時間単位でジャンプし、ローカルタイムへと素早く時差修正。その際に動かないゴールド針がホームタイムとなる。リューズ上のプッシュボタンを押すと、ローカルタイム針がホームタイム針にピタッと重なり、2針表示となる。複雑な機構を搭載しながら、ケース厚は10.7mmと薄型だ。ベゼルはプラチナ950製。
TUDOR (チューダー)
ブラックベイ プロ
オレンジ針がホームタイム表示で、24時間式ベゼルと組み合わせて使用。センター時針がローカルタイムで、リューズ操作によって1時間単位で修正ができる。カレンダーもローカルタイムと連動し、旅先での利便性は高い。搭載ムーブメントは自社製の「Cal.MT5652」。シリコン製のヒゲゼンマイを使用して耐磁性を高め、高精度の証しであるCOSC認定クロノメーターも取得。
GRAND SEIKO(グランドセイコー)
エボリューション9コレクション スプリングドライブ クロノグラフGMT
積算計を縦配列する個性的なルックスで人気の高いクロノグラフGMT搭載モデルが、新たなデザイン文法である「エボリューション9スタイルとなって登場。光と影、その中間の陰影を愛する日本の美意識が投影されたブルーダイヤルに、黄色のGMT針を合わせ、美しさを保ちながら視認性を高めた。
※この記事はPen 2022年8月号「“仕掛け人”を探せ!」の第2特集「スポーツウォッチ最新案内」より再編集した記事です。