特別なビルケンシュトックがずらり!古民家改装のアートな新店には贅沢な時間が流れてる

  • 写真・文:高橋一史

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ちょっとドライな言い方で短く説明するならば今回ご紹介するこの店は、
「月替りで内装と品揃えが入れ替わる、原宿の新しいイベント会場を活用したビルケンシュトックの期間限定ポップアップショップ」
ということになるでしょう。
でもそれだけの言葉だと、
「自分が住んでる街にもビルケンの店あるし、わざわざ行かなくても」
と思っちゃいますよね?
正直、私もそう思ってました。
オープン前日の3月23日(木)にお披露目された内覧会に行くまでは。

京都にある日本家屋アート空間が、屋敷ごと原宿の路地裏にどん!と持ち運ばれたかのような佇まい。
品揃えはビルケンシュトックの最新デザインが大半で、ある意味でモードなのに日本の感性と合致する奥深さ。
これらを感じるには、たぶん行かないとわからないと思います。
私なんぞの写真を見るだけでは!(←いや……プロなら伝わるように撮れよ…)

このさい買い物は後回しにして、無料ギャラリー気分で訪れていいんじゃないでしょうか。
月ごとにガラリと変わる予定のこの店は、現在のビルケンシュトックの新しい姿を感じてもらうために企画されたイベント。
セカセカと買い物してサッと出ていくのはもったいないのです。

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まさしく玄関なエントランス。正面の彫刻のようなオブジェは体感スペース。

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丸い床の上は乗って歩いてOK。円状に足を踏み出すと流れている環境音が変化する仕組み。マットは低反発素材で足裏が感じる面白さも。

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歩くと足跡がつき、しばらくすると消えます。子供を連れてったら大はしゃぎしそう。

ビルケンシュトックの鍵となる素材であるコルクから抽出されたアロマの香りも漂うリラックス気分の室内。
隣の部屋へ移動すれば、アイテムを一気に眺められます。
ここではビルケンシュトックを10足所有する私がとくに心惹かれた3型をお届けしましょう。

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「こんなの見たことない」と言う人が続出すること間違いなしのデザイン力のあるラインナップ。

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なんと前後がセパレートされて別素材に切り替え!めちゃかわいい。インソールの色も明るくてきれいです。ほしくなり値段を尋ねたら約¥18,000とのこと。一般品よりちょい高程度のお買い得アイテム。

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上の型のブラックモデル。こちらも文句なしのカッコよさ。私としては素足で明るい夏服に合わせることを考えると、上のライトトーンのほうが好みですね。

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フラッグシップに相当する「1774」ラインの新作。70年代ブルジョワな顔つきがたまりません!自分が履きたいというより、これを品よく履ける男って素敵だなあ、という感覚。黒人女性もすごく似合いそう。

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「1774」の多くのモデルが採用するのが高級感のあるレザーソール。っても底の曲がりやすさとグリップ力は通常のゴムソールのほうが実用的。ゼンマイの機会式時計と電池のクオーツ時計のどちらを選ぶかって話です。

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これぞ現代のファッションセンスといえる、キャンバスアッパーとレザーコンビの「キョウト」。京都の名の通り和装にも合いそう。ちなみにこれを含む上写真3枚のサンダルの下に敷かれているのはコルク樹皮。コルク樫の木から剥がした樹皮でコルクがつくられることを初めて知りました!皮は再び育ってまた剥がせるから、木を伐採せず採取できるエコ素材のようです。

店内にはほかに、世界のセレブ御用達のシューズデザイナー、マノロ・ブラニクとのコラボシリーズ(先行発売)も取り扱われ、目移りする新鮮なデザインがたくさん。
職業柄で発売前にサンプルを目にする機会が多いのですが、初見のものもあり、この空間で見て改めて魅力に気づいたものも。
ファッションは演出が本当に大事ですね。
人の着こなしにも言えることで、身につけたアイテムの良さを引き立てるにはコーディネートの工夫がマストですから。

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底のつくりがわかるカットされたサンプル。足に触れる部分は本革スエード、布は麻、クッションはワイン栓のリサイクルコルクなのが基本構成(モデルによって多少変わります)。

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サンダルの素材で構成したビジュアルオブジェ。純朴で土臭くて優雅で温か。大量生産時代以前のクラシックな素材が内部に詰まってるんですね、ビルケンシュトックって。

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原宿のメイン通りの明治通りから一歩路地に入った一軒家スペース、「UNKNOWN HARAJUKU 」。

あ〜〜、2月に短期出張した京都にまた行きたくなりましたよ。
現地の幾つかの場所で感じたモダンな和感覚がこの店に満ちてます。
まさかの原宿で雅な気分に浸れるとは。

会場の「UNKNOWN HARAJUKU」は、1月にロエべがアニメ『千と千尋の神隠し』とコラボした展示販売イベントを行ったことでも話題になったスペース。
ビルケンシュトックも月ごとに変わっていきますし、今後いろんなブランドやクリエイターたちが同じ空間を使い異なる和洋折衷のプレゼンテーションをしてくれるかと思うと、その期待にもワクワクします!

BIRKENSTOCK SPRING&SUMMER POP-UP SHOP

2022年3月24日(木)〜7月30日(土)
※ ここに掲載した内装、品揃えは4月21日(木)で終了。

UNKNOWN HARAJUKU
渋谷区神宮前6-5-10
営業:11時〜19時
無休

www.birkenstock.com/jp/pop-up-store/

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高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。