京都の色彩をまとったキーンが新登場!東福寺の苔庭から着想された“シブい”モデル

  • 文:高橋一史
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「京都らしさ」をキーワードにデザインされた特別なキーン「ユニーク」。

苔のグリーンと土のブラウン、それに焼き杉や漆のブラック。京都の“侘び寂び”の感性がキーンの定番モデル「ユニーク」を、趣味人の大人が履くのにふさわしい一足へと昇華させた。あたかも、ほうじ茶と抹茶の色にも感じられる楽しい配色。普段着に和の気分を与えたいときに大活躍するだろう。夏の浴衣や作務衣との相性の良さも抜群だ。むろんスポーツサンダル本来の活躍の場であるアウトドアやキャンプにもすんなりと馴染む。応用範囲の広いデザインである。

このサンダルにはイメージされた場所がある。それは京都・東福寺にある本坊庭園(方丈)。1939年に作庭家・重森三玲が手掛けたこの枯山水庭園のうち、和モダンな北庭が着想源になった。苔と石と土がリズミカルな市松模様を描く庭のエッセンスが凝縮されている。この模様がフットベッドにプリントされているのが実に小粋。足を収めれば他人には気づかれないのだが、隠された箇所に凝るのが日本人の洒落心だ。サンダルに付属するシューレースも市松模様なので、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎のごとくこの柄をアピールするとき活用しよう。

デザインを手掛けたのは京都・大阪を軸に他店舗展開するファッションショップ「ロフトマン」の木村真。発売は2022年3月16日(水)よりキーン直営店及び公式オンラインストア、キーン取り扱い店舗にて。特別モデルでも価格は通常品と変わらない。ありそうでなかった“シブ好み”のユニークをぜひお手元に。

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フットベッドにも市松模様がプリントされ和のムードが高められている。25〜29cmのメンズサイズのみ。¥14,300(税込)

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アッパーがゴム紐のユニークをスニーカー風に見せる市松模様のシューレースが付属。取り付けると写真のような印象に変わる。

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アウトソールのバイカラー配色もスタイリッシュ。

KEEN

www.keenfootwear.com/ja-jp/

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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