賢くてデザインのいい新ルンバ、“掃除は任せられるもの”と確信

  • 編集:一ノ瀬 伸
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〈ロボット掃除機〉

Roomba j7+(ルンバ j7+)

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「ルンバ j7+」は各家庭の部屋や家具を記憶し、効率的に清掃する。家に溶け込むデザインをコンセプトにしている。クリーンベース(自動ゴミ収集機)が付属。¥129,800

これまで数多くのロボット掃除機に触れ、その賢さや掃除能力の進化に驚嘆してきた。だが、正直に言おう。自宅で本当に使いたいと思う一台に巡り合ったことはなかったのだ。この「ルンバ j7+」に出合うまでは。試用する機会を得て1カ月が経ついま、“掃除は任せられるもの”なのだと確信した。このままここにいてほしいと心から願っている。

その理由のひとつはデザイン。ロボット掃除機は、掃除の時間以外、充電台に鎮座しているわけだから、その姿がインテリアに馴染むかどうかはかなり重要だ。今回、自動ゴミ収集機能付きの充電台「クリーンベース」が横長タイプに再設計され、縦に細かいスリットが入ったパネルやレザー調のプルタブを備え、美しく、上質感のある佇まいになった。

そしてなにより、「ルンバ史上最高の賢さ」と同社が語るように、一切のストレスを感じさせず、見事な掃除をやり切る頼もしさが群を抜いている。ルンバシリーズで初めて前面にカメラが搭載され、コードやスリッパなどの障害物を識別して回避。正確にマッピングした家の中を無駄なく、やり残すことなく掃除し、クリーンベースに戻っていく。迷子になることも、なにかのケーブルを巻き込んで運転がストップしてしまうこともない。ゴツンゴツンと家具にぶつかったりもせず、時折なにか考えるように立ち止まりながら、目指すべき場所があるかのように進む様子に、まるで意思のある人間のようだと感服する。耳障りな運転音がしないので、生活しながら使っても気にならない。

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清掃中に電源コードやスリッパ、靴下、ペットの排泄物などの障害物を識別し回避する。従来難しかった机や椅子など家具の脚周りも優しく接触しながら清掃できるようになった。

掃除が終わるとアプリ上にカメラで捉えた障害物の画像が示され、その障害物に対して今後どのように対処すべきかを教えられる機能もルンバ j7+ならでは。世界中のユーザーからのフィードバックによってデータベースが更新され、ロボットが学習し進化を続けることにもワクワクするではないか。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/アイロボットサービスセンター

TEL:0120-046-669

※この記事はPen 2022年4月号より再編集した記事です。