話題の料理家、ウエキトシヒロ監修! 三重の絶品食材を使った特別なフェアを開催

  • 写真:蛭子真、吉本真大 文:小久保敦郎

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人気料理家ウエキトシヒロと、各地で郷土料理店を展開する企業「ワールド・ワン」による期間限定のフェア。登場するのは松阪牛や伊勢海老など三重が誇る豪華食材を用いた料理の他、郷土料理のてこね寿司など。

豊かな海山の幸に恵まれ、“美し国”とも称される三重県。その魅力を多くの人に知ってもらうべく、このたび、三重の食材を使ったスペシャルメニューが考案された。さらに飲食店で期間限定のフェアを開催。

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メニューを監修したのは、インスタのフォロワー数23万人超の人気料理家・ウエキトシヒロさん。3月11日より神戸のワールド・ワングループ6店舗で順次提供される。松阪牛や伊勢海老をはじめ県内各地の厳選食材を使った料理は、実にバラエティ豊か。食べて飲むほどに三重の食の奥深さを実感できるはずだ。気になるメニューについて、ウエキさんのコメントとともに以下で紹介したい。この機会にフェアへ足を運び、三重の美味を堪能してほしい。

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ウエキトシヒロ●料理家・フードスタイリスト。グラフィックデザイナーとして活動していた時代からインスタグラムに料理写真を投稿。ハッシュタグ「#とりあえず野菜食」を発案し多くのユーザーからの投稿を集める。野菜・薬味・発酵の頭文字を組み合わせた「ややはつレシピ」が人気。著書に『とりあえず野菜食BOOK』『盛りつけエブリデイ』がある。

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姫伊勢海老の蒸し焼き(協力事業者:A-LINE)

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三重県の海の食材を代表するのは、やはり伊勢海老。半身に割り、身にソースを塗った様子はモダンな洋風料理に見えるが、ウエキさんが目指したのは和風味。「蒸した伊勢海老に味噌ダレを塗り、こんがりと焼き上げました。伊勢という特別な環境で育った絶品伊勢海老を堪能してほしいですね」。柚子胡椒やマスタードを味噌ダレの隠し味に。ピリリとした辛みが伊勢海老の甘みをさらに引き立てる。¥968(税込)

極上!松阪牛ステーキ(協力事業者:角屋)

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伊賀牛や熊野地鶏など優れたブランド肉を生み出す三重県だが、その筆頭といえるのが松阪牛だ。肉の芸術品と称され、国内外にその名を轟かせる松阪牛を、ここではシンプルにステーキで。「肉のおいしさは説明不要。存分に味わっていただけるよう、味付けに塩と醤油、わさび、柚子胡椒を添えました。お薦めは、わさびと柚子胡椒を混ぜ合わせて、醤油につけて。きっと新しい発見がありますよ」¥2,178(税込)

三重甘だれ唐揚げ〜魚醤とはちみつ入り〜(協力事業者:海童工房 魚寅、松治郎の舗)

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カラリと揚げた鶏もも肉にたまり醤油ベースの甘いタレをかけて味わう「伊勢甘タレからあげ」。そんな伊勢のご当地グルメから着想を得たのが、こちらのひと品だ。「唐揚げを甘ダレで食べる独特の文化を、今回は三重県産の魚醤とはちみつを使ってアレンジしてみました」。魚醤は南伊勢産のカタクチイワシを塩と米麹に漬け込み発酵させたもの。トロリと濃厚なはちみつと混ぜ、絶妙な甘ダレを完成させた。¥638(税込)

三重の伝統野菜、伊勢芋のチーズ焼き(協力事業者:下津醤油)

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伊勢芋はおもに三重県多気町で栽培されている、つくねいもの一種。江戸時代から連綿と受け継がれてきた伝統野菜だ。この希少な伊勢芋を輪切りにし、フライパンで焼いてチーズをトッピング。「生産量が限られており、なかなか食べる機会がない食材。じゃがいもとも長芋とも違う、ホクホクした独特の食感を楽しんでほしいですね」。三重の大地で育まれてきた伝統の味覚を、このチャンスに試したい。¥528(税込)

手づくりゲルダーレンダーのカレーブルスト〜伊勢志摩サミットに参加した名店「角屋」のソーセージ〜(協力事業者:日印食品開発、角屋)

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料理の主役はオールポークのソーセージであるゲルダーレンダー。そこにカレー風味のケチャップソース「カレーブルスト」をたっぷり添えた。ゲルダーレンダーは国際的な評価も高い三重の名店・角屋の逸品だ。「ソーセージをよりおいしく食べていただくために、オリジナルブレンドのカレー粉でソースをつくりました。本場ドイツのカレーブルストを気軽に体験してください」。¥638(税込)

伊勢湾牡蠣のアヒージョパイ〜あおさ入り特製パイ〜(協力事業者:長島食品、リビタフィッシュ)

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鳥羽市の浦村は三重県で最も牡蠣の養殖が盛んな場所。その浦村産牡蠣を一度塩干しし、旨みを凝縮した状態でオイル漬けに。そんな手をかけた牡蠣のアヒージョと合わせるのは、香りよいあおさを練り込んだパイ生地。「牡蠣もあおさも伊勢湾の旨みがたっぷり感じられる食材。しかも相性抜群です。特製のパイ生地が牡蠣のおいしさをグンと引き出すこのひと品、ぜひ食べていただきたいです」。¥528(税込)

ゆずフレーバーのポテトサラダ(協力事業者:辻製油)

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居酒屋メニューの定番にして、不動の人気を誇るポテトサラダ。じゃがいもの旨みを活かしたシンプルなポテサラは、ちょっとしたアイデアで個性が光る味になる。ウエキさんが着目したのは、松阪市の老舗製油メーカーが原料からこだわってつくり上げたフレーバーオイル。「おなじみのポテトサラダに柚子の香りを合わせるだけで、ワンランク上の味に変身。食べ始めると箸が止まらない、やみつきになるひと品です」。¥418(税込)

伊勢名物てこね寿司〜藁焼きカツオと伊勢マグロのコンビ寿司〜(協力事業者:海童工房 魚寅、山藤のマグロ)

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郷土料理のてこね寿司は、漁師の食事が発祥。船上で獲った魚をさばき、手でご飯と混ぜながら食べたのが始まりという。現在のてこね寿司はカツオかマグロを使うのが一般的。醤油ダレに漬け込み、薬味とともに味わう。「普通の海鮮丼と違い、酢飯を使うのがポイント。これがおいしいんです。今回は伊勢マグロと土佐カツオの2種類を贅沢に使用。彩りも華やかに仕上げました」三重県産あおさ貝汁付き(協力事業者:山藤)¥1,408(税込)※下記「土佐清水ワールド」4店舗のみで展開。店舗によりランチでも提供

白玉あんこ&コーヒーゼリー〜伊勢製餡所の特製あんこ使用〜(協力事業者:アンドケー、伊勢製餡所)

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デザートは名店とのコラボで誕生した。ひとつは大正13年創業の老舗餡子専門店・伊勢製餡所。もうひとつは、バリスタ日本チャンピオンがオーナーを務めるカフェドアンダニエルズ。「創業時から変わらぬ味を守り続ける伊勢製餡所の粒餡と、カフェドアンダニエルズの特製コーヒーゼリーを合わせました。意外に思う人がいるかもしれませんが、ぜひ試してほしい味と組み合わせです」¥528(税込)

三重県柑橘サワー(協力事業者:辻製油)

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三重県では温州みかんを中心にさまざまな柑橘類が栽培されている。なかでも条件に恵まれているのが、南部の東紀州地域。甘夏やいよかんなど種類も豊富だ。「みかんに似たセミノールという柑橘に出合ったのですが、その強い酸味にびっくり。おいしくて、サワーにしたら間違いないと直感しました。太鼓判の一杯です」¥528(税込)

伊勢角屋麦酒(協力事業者:二軒茶屋餅角屋本店)

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セレクトした三重のビールは、伊勢角屋麦酒から2種類。写真のペールエールは飲みやすく飽きのこない味で、クラフトビール初心者にもお薦め。もうひとつのヒメホワイトは優しい口当たりながら、柚子とコリアンダーがアクセントに。「三重を代表するクラフトビールメーカー。ビールの世界大会金賞2連覇という偉業で、ますます注目が集まっています」各¥638(税込)

瀧自慢 滝水流(はやせ)(協力事業者:リビタフィッシュ)

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伊賀の地酒メーカーとして明治時代から続く瀧自慢酒造。名勝・赤目四十八滝の伏流水で醸す滝水流は、辛口で人気の1本だ。「伊勢志摩サミットの晩餐会の食中酒に選ばれたお酒です。キレのある味わいがポイント。三重の幸に合わせて飲むなら、間違いありません」1杯(100ml)¥528(税込)

作 穂乃智 純米(協力事業者:リビタフィッシュ)

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鈴鹿で創業して150余年。蔵元の清水清三郎商店は、米の命を余すことなく大切に生かす酒づくりがモットーだ。伝統を重んじながら、常に進化をいとわないのが作シリーズ。「作の中でも特に人気の高い穂乃智。後味のキレもよく、三重の料理と相性抜群。熱燗にしてもおいしいお酒なので、食中酒としてもお薦めの純米酒です」1杯(100ml)¥528(税込)

三重の食フェア

開催期間:3月11日〜3月20日
開催場所:神戸市内を中心としたワールド・ワンの6店舗
・郷土料理からす(神戸市中央区加納町4-3-5 シャトー北野坂ビル 1F・B1)
・土佐清水ワールド 三宮生けすセンター(神戸市中央区北長狭通1-2-11)
・土佐清水ワールド 三宮磯上通店(神戸市中央区磯上通7-1-19 プログレスKOBE 6F)
・土佐清水ワールド 雲井通本店(神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル 1F)
・土佐清水ワールド 三宮中央通店(神戸市中央区三宮町2-6-6)
・郷土大衆居酒屋金八 雲井通本店(神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル1F)
www.world-one-group.co.jp
※開催日時・内容などは変更となる場合があります。事前に確認をお薦めします。