豪華できらびやか、カラフルでグラフィカル。黒白モノトーンの香水瓶やグッズでさえ、この店に並んでいると色鮮やかに見えてくる。イメージされたのはパリの高級アパルトマン。グランドピアノが鎮座するリビングルーム、バブルが踊る西洋バスタブのバスルーム。贅沢な暮らしに寄り添う香水、キャンドル、テーブルウエア、ホームグッズが一同に揃う究極の品揃え。東京・表参道で新たなディプティック劇場が幕開けした。
今年9月に設立60周年記念の期間限定で、商業施設「ジャイル(GYRE)」1階にディプティックがポップアップショップを設営。その同じ空間がこのたび、世界最大規模の店に生まれ変わった。広い1フロアスペースがディスプレイで区切られ、ドラマティックな暮らしの様々なシチュエーションを演出。現在日本全国に10店舗ある実店舗のなかでここにしかないアイテムも多数ある。ディプティックファンの好奇心を満たす夢の空間の誕生だ。
濃厚な香りが店外にまで漂う正面から入店し、確実に見ておきたいのは実店舗初登場の「デコレーションコレクション」。年末のホリデーシーズンに向く、テーブルウエア、キャンドルホルダー、ランタン、フラワーベースらのインテリア雑貨がずらりと並ぶ光景は圧巻。雑貨のセレクトショップからはじまったディプティックのアイデンティティに、改めて目が向く特別なシリーズだ。フレグランスを探すなら、黒のグランドピアノのスペースに移動しよう。豊富な種類のなかから好みの香りを探り出せる。この店の鍵となる香りは、「コレクション34」シリーズ。ブランドの出発点であるパリの歴史的なブティックのムードが表現されたもので、人気のキャンドルをはじめ様々な種類のアイテムが用意されている。
見どころ満載の店内を見終えて目当ての品を手に入れたなら、4階のフレンチレストラン「ボネラン」に足を向けてみては?12月30日(木)までの期間限定で、一日20食限定のランチ/ディナーを味わえる。ディプティックの食器類を使ったコラボレーションメニューで、確実に席につきたいなら予約するのがお薦め。
自由に外出できるようになってきた昨今でも、家生活の大切さは増すばかり。冬の寒い心を暖める香りに包まれるために、休日のひとときを表参道で過ごすのも一興だ。
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ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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