「これ好き!」と言わせる、服好き男性へのギフト鉄板ブランド10選 〜前編〜

  • セレクト・文:高橋一史

Share:

  • Line
※記事内写真はすべて、各リンク先販売サイトからの転載。

そもそも服装にこだわりがある男性に、ファッションアイテムを贈るのはリスキーな行動である。相手が満面笑顔で受け取ったとしても、心のなかでは「こんなの着ない」と考えているかもしれない。その服に問題がなくても、ブランドに納得がいかないとモノへの評価が下がってしまうから厄介だ。メンズアイテムにはその道のブランドがある。逆の見方をするとツボを付くブランドから選べば、相手に寄り添う最高の贈り物になれる。

ここに掲載するのは、アパレル関係者でも否定する者がまずいない定評のある10ブランド。「これ好き!」と言ってもらえる確率を上げるブランドである。それぞれアイテム部門別に各1ブランドを厳選した。購入しやすかったり、サイズを間違えても着られたり、身につけて他人から一目置かれたりといった、贈り手と受け手の双方に配慮したセレクトになっている。

価格帯は大人基準で無理のないもの。もっとも、男性は贈り物の気持ちを金額で判断することはない(と思う)。好みズバリなら100円の文房具だって大満足だ(と思う)。さらに言うと、いわゆる高級ブランドに無関心な男性にそれを贈っても徒労に終わってしまう。無意味な負担をせず世間との足並みも気にせず、相手が何を好きかで決めよう。

---fadeinPager---

1. ニット部門【ジョン スメドレー】

お薦め理由

・ハイゲージニットの王様
・耐久性があり実用的
・オーバーサイズでも見栄えする

zz-A4545_SFW-1.jpg

24G(ゲージ)のウールで編まれたカーディガン。Vゾーンが深めで、前立て幅も広めで形はゆったり。カジュアルな服に合わせやすい。¥40,700(税込)

ニットは世界中に良質なブランドがたくさんある。近年では日本のファクトリーブランドも驚くべきクオリティの高さだ。そんななかでもアイビーの時代から現在まで洗練されたニットの象徴として君臨しているのがイギリスのジョン スメドレー。派手なデザインを避け、無地の最高級ウールやコットンでミニマルなニットを編み続けたことが息の長い理由かもしれない。服好きの男性に愛される、信頼のあるステイタスだ。

ニットはダボダボでも見栄えするうえに、ゆったりと着るのが現在の主流スタイルだからサイズ選びしやすい。家生活にも役立つ品としてここに選んだのはカーディガン。持っている男性は少ないだろうが、あると便利さに気づく旬のアイテムだ。関東・関西に実店舗があり店のスタッフとアイテム選びを相談できるのもジョン スメドレーの良さのひとつ。

JOHN SMEDLEY

www.johnsmedley.jp/

---fadeinPager---

2. スニーカー部門 【ニューバランス】

お薦め理由

・大人趣味
・他ブランドより高価
・多くの人の足に合う

3fd260b0-dd20-4149-bf77-16ceec8a0844.jpg

ニューバランスらしいグレーの色、スエード×メッシュのコンビアッパーを兼ね備えた復刻版「996」。マニア好みのアメリカ製造品だ。¥27,500(税込)

c3438c0c-9f93-4cc2-af5a-8e7858a95af7.jpg

上と同じモデル「996」のネイビーバージョン。グレーは洒落た履きこなしが難しいと感じたら、迷わずダークカラーのネイビーを選ぼう。¥27,500(税込)

スニーカーはマニアックで難しい贈り物に思える。だが一方で、「何足でもほしい」と思う男性が多いのも事実。喜ばれる確率が高いからぜひチャレンジを。ここに選んだブランドはニューバランス。約10年前に大ブームになったが、現在のゆったりした服と相性がよく浮ついたイメージもないことから、大人に再び注目されている。他のスポーツブランドより平均的にやや高価なのも、ギフトにちょうどいい。

日本人の甲高幅広の足に合いやすく、とくにアイコニックなスエードレザー×メッシュのコンビモデルはまろやかで柔らかい。多くの人の足に合いやすい汎用性の高いスニーカーだ。ニューバランスは贈り物として不安材料の少ないブランドなのである。ただし相手が日頃アディダスやナイキなどひとつのブランドしか履いていない人なら、贈るのはやめたほうがいい。そういう人は、「これ」と決めた自分ブランドにしか関心がないからだ。

New Balance

https://shop.newbalance.jp/shop/

---fadeinPager---

3. スポーツバッグ部門【バッグジャック】

お薦め理由

・通をうならせるステイタス
・やや高価で贈り物に向く
・男心をくすぐるギア系セレクト

item61710b7471140.jpg

内部に防水性の高い内袋つきで、取り外して洗うこともできるメッセンジャーバッグ「KINKY」。このシルバーバックルはビショップが別注した特別仕様。¥50,820(税込)

item6173d2da97676.jpg

容量が約10〜13.5Lでバッグジャックのラインアップのなかではコンパクトな大きさ。日常使いに最適なA4サイズだ。

郵便物を運ぶプロのメッセンジャーが、仕事の命を託す大切な道具、それがバッグジャック。都市生活で使う実用バッグの最高峰がこのブランドである。実用性を突き詰めた結果のスタイリッシュな佇まいと、ギアとしての信頼感。珍しいメイド・イン・ベルリンのドイツブランドで、取り扱い店が限られる希少性も男心にフィットする。

使っている人は意外と少ないのだが、その大きな理由はスポーツバッグにしては高価なことだろう。カジュアルな見た目のわりに他社よりだいぶ値が張る。それだけにこのジャンルが好きな男性への贈り物の決め手になるのだ。ここに選んだのはセレクトショップ、ビショップの別注メッセンジャーバッグ。 特徴はメタリックな「コブラバックル」だ。世界最高レベルの安全性を誇るこのバックルはバッグジャックのアイコンパーツであり、スポーツバッグを格上げすることにも大きく貢献している。

Bshop

https://store.bshop-inc.com/

---fadeinPager---

4. Tシャツ部門【オーラリー】

お薦め理由

・評価が高いアイテム
・日常の贅沢
・誰でも好きな白Tシャツ

TEE4.jpg

超長綿を使い、表と裏で編み立てを変えたTシャツ。着丈はやや長めでパンツインにも対応。¥13,200(税込)※2021年12月末~22年1月中旬に入荷予定。

モダンな東京スタイルの代表格として、男女ともに人気のオーラリー。なかでも見逃せないのがTシャツである。1万円を越える価格なのにリピーターが多く、本当に役立つものにはお金を掛ける男性好みのアイテムだ。オーラリーのコレクションを手掛ける岩井良太デザイナーは、カットソーブランドでのデザイナー経験を持つ。生粋のカットソー好きだからこそ、単なるコーデの添え物や消耗品といった扱いではつくっていないのである。

ここに載せた定番の一着は、やや厚手の「LUSTER」シリーズのもの。滑らかな表面には光沢があり、袖が長めで大人びた印象。白でも透け感が少なく、ドレスシャツ気分で一枚で着て過ごせる。白Tシャツは数多くあるほどに気軽に着られるから、たとえ贈られた男性が同じ服をすでに持っていても不服はないだろう。オーラリー入門編としてもベストなセレクトだ。

AURALEE

https://auralee.jp/online/

---fadeinPager---

5. グルーミング部門【イソップ】

お薦め理由

・女性にお馴染み
・メンズがある意外性
・スタイリッシュなデザイン

Large JPEG-Aesop Skin Double-Edge Razor C.jpeg

一枚の両刃タイプのシェーバー「ダブルエッジ レイザー」。ヘッドがクロームメッキで肌を滑らかに滑る。ドイツ・メルクール社のステンレス鋼の刃10枚が付属。¥12,980(税込)

Large JPEG-Aesop Skin Shaving Brush C.jpeg

伝統的なアナグマの毛の風合いを人工的に再現したファイバーの手づくりシェービングブラシ。器に石鹸を入れて泡立て、ヒゲに馴染ませる専用グッズ。¥7,590(税込)

服飾品ではないものの、女性が購入しやすくファッション性が高いコスメティックとしてイソップを取り上げたい。日本では直営店が増える以前にハイセンスなセレクトショップから人気に火がついた、ジェンダーレス・スタイルの先駆けブランドである。

ここに掲載するのは隠れた銘品の、シェーバーと石鹸泡立てブラシ。女性同士のイソップのギフトではハンドクリームが定番だが、こんな男性向けグッズもあるのだ。忙しい朝のシェービングを電動カミソリで済ませる人も、外国映画に登場するクラシックなひげ剃りシーンには憧れているはず。たとえ使わなくても、洗面所に置いておくだけで気分が上がるのが伝統的なグルーミンググッズである。洒落心を高めるインテリアになるから、きっと贈る価値がある。男性がたとえイソップを知らなくても、この洗練されたデザインとパッケージを見れば、上質な品と理解してくれるだろう。

Aēsop

www.aesop.com/jp/

関連記事

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

Hot Keywords