発売直前!長く着たい大人目線の+J(プラスジェイ)選び Vol.2【カーディガン、セーター編】

  • 写真・文・セレクト:高橋一史
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ラストシーズンとなる今回のルックパネルが飾られた、ユニクロの+J(プラスジェイ)のショールーム。

ユニクロ×デザイナー ジル・サンダーの+J(プラスジェイ)のラストシーズンとなる秋冬コレクションが、2021年11月12日(金)午前中を皮切りに発売される。Pen Onlineは直前の最終チェックのためショールームを訪問。いま大切な“長く着られる”、さらに、“大人の顔つきに合う”をテーマに、本当に役立つアイテムを厳選して撮影した。4回にわけてお届けする第2回目の今回は、カーディガンとセーター編。

スポーティさに技ありのカジュアルカーディガン

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普通のようで普通じゃない、細部に神が宿るデイリーユース対応の「プレミアムラムVネックカーディガン」。¥5,990(税込)

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小ポケットが重ね付けされたユニークなポケット。薄いミニ財布やカードケースを入れて散歩するのに便利。

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前身頃と後ろ身頃をつなげるため、肩線で網目を減らす「減らし目」処理された丁寧な仕立て。

カーディガンはトラッドが標準だった時代には男性の定番ワードローブだった。それがいつの間にか表舞台から姿が消えた。ところが家生活が長くなり衣替えもせず夏のTシャツを寒い季節まで着続けるようになると、上に羽織るのにちょうどいいこのアイテムが俄然気になってくる。+Jからリリースされたこれは、デイリーユースの着やすさの工夫に長けた隠れた銘品である。

まず、素材が繊細すぎないウールなのがいい。カーゴでもスエットパンツでも、組ませるパンツを限定せずに羽織れる。そのラフさを強調しているのが、幅広の前立てと3つのポケット。スポーティだからニット特有のデリケートさを感じさせずにパーカのごとく気楽に袖を通せる。肩が落ちたオーバーサイズなのは流行の形でも、ニットはドレープがあり身体に沿うから何年経っても古臭く見えにくいのがメリット。全4色のうち要注目は、掲載のダークブラウン。あえて女性のトレンドとも共通する“ニュアンスカラー”で時代気分を愉しもう。

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顔映り爽やかなブルータートルニット

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100%カシミヤで肌に優しく保温性の高い「カシミヤタートルネックセーター」。¥15,900(税込)

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特徴は袖先と裾のディテール。もたつかないストレートタイプなのがいまの時代を物語る。

ニットウエアは通常、袖口や裾がキュッと締まったリブになっている。このタートルネックセーターはスウエットシャツに似た仕様なため、手首と腰回りにスッと収まる。前述のカーディガンと同様に日常で気軽に着られ、様々なパンツに合わせやすいスポーティデザインだ。ウエスト周りが気になる大人にも最適だろう。シルエットがゆったりなのも体型カバーに役立つ。

首を覆うタートルネックセーターはマフラーいらずで温かいだけでなく、上着の襟汚れを防ぐ便利さもある。さらに、年を取ると目立ってくる首のシワを隠せて上品見えするのも嬉しい。色展開が黒、グレー、ネイビー、ブルーとあるなかで、ここに選んだのはブルー。白髪頭の人でも顔映りよく颯爽と見せるには、この色がベストな選択だ。

+J

www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/plusj/21fw/

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高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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