ホテル椿山荘東京×ロクシタン、大庭園を眺めながらのキンモクセイ香る屋外テラスディナー

  • 写真・文:高橋一史

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文京区にあるホテル椿山荘東京の、大庭園に面したテラス席で開催されている限定ディナーイベント。

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視界が広い開放的な空気と、ラグジュアリー感が入り混じった夜。

Pen Onlineのこのブログ「コラムニスト」で8月にホテル椿山荘東京のユニークな企画、「日本酒アフタヌーンティー」の体験レポをお届けしたことに続く今回は、またもやワクワクする新イベントのご紹介。
キンモクセイ(金木犀)の香りシリーズを発売したコスメブランドのロクシタンとコラボした、「L’OCCITANE×東京雲海ガーデンテラスディナー ~雲海と月夜のプロヴァンス~」です!

東京雲海とは、山あり川ありの広大な日本庭園にミストを噴射して雲をつくり出すプロジェクトのこと。
ふだんはウェディングの撮影スポットなどに使われる、大庭園を臨む絶景のガーデンテラスを屋外レストランに仕立て、夜の東京雲海とともに華やかな時間を提供するのがこのディナーなのです。

ビュッフェ形式なので意外にもカジュアルなムード。
大迫力パノラマの東京雲海にはしゃぐ女性たちで賑わう、気取りのなさが心地よく。
高級ホテルに敷居の高さを感じる人も(私のこと)、リラックスできるでしょう。

それではキンモクセイをテーマにした料理、スイーツ、ドリンクを見ていきましょう!

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テーブルに運ばれる前菜の「鮪とラタトゥイユのオードブル」。ロクシタンのハンドクリームを模したチューブの中身はソース(マヨネーズ風味)。日常から切り離してディナータイムへと誘う遊び心です。ひとり一品の料理。右上のドリンクはノンアルコールの、「オスマンサス(金木犀のカクテル)」。

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料理が並ぶ屋内スペースにはロクシタンの新製品シリーズ「オスマンサス」のディスプレイが。

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ロクシタンは南仏プロヴァンスのライフスタルを提案するブランド。それがメニューにも反映されてます。

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「南仏郷土料理 カスレ~白いんげん豆と鴨肉の煮込み~」。素朴さのある家庭的な味。ひとり一品。

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「シェフこだわりのブイヤベース」。耐熱性ビニールで包まれ温められたもの。

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深い奥行きのある味。リリースには「プロヴァンスに漂う爽やかなオレンジが香る」と説明されてますが、すみません、私の弱い嗅覚ではわかりませんでした!これもひとり一品。

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時間を置いて定期的に雲海が噴射され、そのたびに客席がざわめきます。食事中でも気楽に歩き回れるのが屋外のよさ、ビュッフェのよさですね。

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なにげに私的なヒットがこのパン。好きなだけ召し上がりOKな品。

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「金木犀とラベンダーの自家製パン」。花の香りがすごく強いんです!気分すっきりの嬉しい驚き。どこかのパン屋さんで売ってたらリピ買いしますね、ぜったい。

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マストで味わいたい特製スイーツ。月と東京雲海と「オスマンサス」がイメージされた品。白いムースとジュレのハーブ系の爽やかさ。ひとり一品。

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国指定有形文化財 三重塔「圓通閣」を臨むテーブル席で、〆のデザートタイムを。皿手前の「かぼちゃのプディング」がまたおいしくて!スプーンですくって口に入れると「お、苦い」と大人の味わい。ホテルの定番プディングにキャラメルクリームを乗せたものだそうで、甘苦の絶妙なミックスでした。こちらはテイクフリー。

同イベントは9月21日(火)〜10月26日(火)までの特定日に開催され、2名以上からの予約制。
未成年の利用はNGです。
料金は大人ひとり¥8,500(税込)で、WEB予約だと¥8,300(税込)。
開催時間は、18時〜20時(ラストオーダー19時半)。

ドリンクはフリーで、金木犀のカクテルをはじめさまざまな種類あり。
すべてアルコールフリーなのは現在の社会情勢下ですから仕方ないところ。
お土産にオスマンサスのオード・トワレのミニサンプルをいただけます。

自ら料理を席に運ぶビュッフェ形式とはいえ、メインの4品がひとり一品限定で、それ以外のフリーフードはパン類2品、生野菜サラダ2品、トマトスープ1品、デザート1品(かぼちゃプディング)の軽いもの。
“コース料理+食べ放題・飲み放題つきの2時間制ディナー”ってことですね。
お腹いっぱい食べられるかは人によるかと。
都会のど真ん中で本物の自然に囲まれて過ごす夜のショートトリップに惹かれる人にぴったりのイベントです。

ちなみにロクシタンは、多くの男性にたぶんお馴染みじゃない存在。
店構えがフェミニンで、イソップのようにジェンダーレスな雰囲気ではありませんから。
でも実はグルーミング用品などのメンズもあるんです。
ファッション商業施設、駅ナカ、路面店といった至るところにある人気ブランド。
ただオスマンスのオード・トワレに関していえば、もっとも爽やかなトップノートの時点で甘さが強く、ミドル、ラストの時間の経過とともにムンとしてきます。
身体につけるのは女性が似合うと思いますが、私の感覚がコンサバかもしれず。
ぜひ皆さんご自身でお確かめくださいませ。

All Photos © KAZUSHI

ホテル椿山荘東京

https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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