ホテル椿山荘東京の料亭で日本酒アフタヌーンティーを味わい、小旅行気分を!

  • 写真・文:高橋一史

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ホテル椿山荘東京の大庭園内にある数寄屋造りの料亭で、10月1日(木)から11月10日(水)まで平日限定で開催される日本酒を使った和のアフタヌーンティーセット。

ホテルでのアフタヌーンティー。
食べ歩きする女性たちにすっかり定番になった、昼間の愉しみ方。
「いや昼間は働いてるし。スイーツにそんな夢中じゃないし」
ってな男性でも、ここには行きたくなるんじゃないでしょうか!?


日本酒「久保田」を取り入れたスイーツの数々と、寿司や惣菜とがミックスされた斬新な「KUBOTA アフタヌーンティー」。
提供するのはあの名門、「ホテル椿山荘東京」。
広大な庭園内にある料亭「錦水(きんすい)」の畳敷きの部屋でいただくその時間は、日常から切り離された国内ショートトリップ。
テレワークで平日の日中を利用できたり休みがとれる人なら、予約して行く価値ありです。

いち早く8月23日(月)にメディア向けお披露目会が開かれましたので、大いに期待して参加してきました。
結果は……予想を遥かに上回る大満足!
豪華な食がメインではありますが、敷地内で得られる癒やし体験のすべてをひとつのパッケージと考えるのが、ホテル椿山荘東京に行くことの意味だと思います。

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ホテル棟から庭園に出てほどなく着く料亭「錦水」。実はこの入口、夜も最高なんですよ。情緒がすごいのです。

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庭園が広く、門をくぐって建物にたどり着くまで少し歩いて到着。

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玄関を上がったロビースペース。
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会場の部屋に行くまでに出会う美しい中庭。この建物の庭には大庭園とは異なる水流があり、ホテル椿山荘東京の敷地内にもうひとつの異空間を形づくってます。こんなレイヤー構造があるなんて!

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靴を脱いでスリッパ姿で部屋まで。もはや地方の旅館に泊まってる気分。

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建物と建物のあいだを勢いよく水が下っていきます。一瞬、心が森の中に。

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通路の景色ではここが白眉でしょうか。滝が流れる中庭。先ほどの写真の水路につながってます。

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部屋に入るまでに早くも、「来てよかった」感たっぷり。
っても今回のメインはアフタヌーンティーです。
その会場に入ると、どん!とディスプレイされてたのが、フィーチャリング「久保田」のテーブル。

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わんさかと久保田、くぼた、KUBOTA。日本酒を普段飲まない人でも親しめる酒使いがこのイベントの売り。

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お披露目部屋の様子。メディア関係者と思しき人たちが集ってました。オープン後は予約客に合わせてテーブルセッティングし、密を避けた運営をするそう。

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これが一人前のセット。和のアフタヌーンティーという発想で、手毬のなかに二段重ねでスイーツとセイボリー(塩味のフード)が。手前の枡は酒と豆乳ホイップを泡立てた「千寿」雲海ホイップ。その奥は手毬寿司。さらにフローズン甘酒のウェルカムドリンクもつく豪華さ。

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上段はスイーツ部門。「ゆずリキュール」ティラミス、「翠寿」羊羹、「萬寿」生チョコレート、「純米大吟醸」コンポートベリー、「紅寿」フィナンシェ、プレーンスコーン。



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下段はセイボリー部門。ずんだ餅、米粉パンのカナッペ(2種)、豆腐味噌漬け、袱紗(ふくさ)焼き、栗麩の田楽。

実は私は、アルコールを受け付けない体質です。
事前に今回の調理法を調べたら、味わいを生かすため熱を加えないやり方が主流とわかりました。
熱でアルコールが飛んでればまだ身体に入れられる可能性が上がるのですけど。
スイーツにだけ酒が含まれてます。
かなりビビりながら口にしたのですが、食べきりたいおいしさだったなあ!
とくに「ゆずリキュール」ティラミス、「翠寿」羊羹、「千寿」雲海ホイップが最高でした。
ティラミス、羊羹は一般的イメージを覆す、甘味でありながら料理のような不思議なバランス。
新鮮な体験でしたね。

一人前の料金は、サービス料抜きで¥5,500(税込)。
高級ホテルのアフタヌーンティーの平均的なプライス。
事前予約制で、平日の12時〜15時限定。
量は少食な(頑張って減らしてる)私の基準だとおやつじゃなく完全に食事です。
再訪するならランチとして出掛けますね。

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現在のホテル椿山荘東京がもっとも力を入れている、ミスト状の霧を多方向から噴射する雲海イベント。天候や時間によっては目の前が見えなくなる大量の霧のアトラクションです。奥に見えるのは登録有形文化財の三重塔。

舌鼓を打ったあとは、のんびりと大庭園を散歩するのがお約束のコース。
一日のなかで定期的に噴射される「東京雲海」はぜったいにお見逃しなく。
上の写真は噴射終了前の霧が少ない状態。
多いときはかなり感動できますから。
デジタル映像のヴァーチャルな風景とは別モノのアナログな体験。
東京のほかのホテルではやりたくてもできないのです、こんなことは。

公式サイト(KUBOTA アフタヌーンティー)
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/restaurant/plan/kubotaafternoontea/

All Photos©KAZUSHI

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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