オニツカタイガーに恋した、世界のセレブの愛用シューズを大公開!

  • 編集&文:佐野慎悟
  • イラスト:阿部伸二

Share:

映画史に残る伝説的なスターから、超意外なあの人まで、日本のスニーカーに恋をした古今東西のセレブリティ。愛用シューズとともに紹介しよう。

Jared Leto(ジャレッド・レト)/俳優、ミュージシャン

トレードマークは、ミッドカットに黒レース

210902-shoes-01.jpg

2016年公開のアクション映画『スーサイド・スクワッド』でジョーカーを演じた俳優・ミュージシャンのジャレッド・レト。プライベートではもっぱら「メキシコ ミッドランナー」を愛用中。クラシックレザーによるヴィンテージ風の表情が特徴的なモデル。1964年につくられた、東京オリンピックの日本代表選手用トレーニングシューズがベースとなっている。シューレースをブラックに変更するのが彼流のスタイル。

---fadeinPager---

Quentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)/映画監督

ブームを巻き起こした、張本人ももちろん愛用。

210902-shoes-02.jpg

大の日本映画マニアであり、同時にカンフー映画マニアでもあるクエンティン・タランティーノ監督。03年公開の映画『キル・ビル』でブルース・リーへのオマージュを込め、主演のユマ・サーマンにオニツカタイガーの「タイチ」を履かせたことはあまりにも有名だ。タランティーノ本人も、イエローにブラックストライプの同モデルを度々着用している。

---fadeinPager---

Chun-Li(チュン・リー)/武道家

日本のスニーカーが最も似合う、人気のゲームキャラクター

210902-shoes-03.jpg

カプコンの対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」のシリーズ30周年と、「ストリートファイターV アーケードエディション」の発売を記念し、18年に人気キャラクターのチュン・リーがオニツカタイガーとコラボレートした。「メキシコ 66 SD」の“タイチイエロー×ブラック”カラーを着用し、ブルース・リーへのオマージュももちろん忘れない。

---fadeinPager---

Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)/アーティスト

堅苦しさを嫌った、伝説のアーティストもお気に入り。

210902-shoes-04.jpg

ボタンダウンシャツにデニムパンツ、足元にはスニーカーというラフなスタイルで、堅苦しいアーティスト像を鮮やかに打ち破ったアンディ・ウォーホル。日本や日本文化に対して特別の関心を示さなかったウォーホルだったが、オニツカタイガーのスニーカーはお気に入りだったようだ。モデル名は不明だが、アメリカ向けに販売された、3層ソールのモデルを着用。

---fadeinPager---

Prince William(ウィリアム王子)/ イギリス王室王子

日本が誇るスニーカーは、英国王室にも響いた。

210902-shoes-05.jpg

英国ロイヤルズの一員、ウィリアム王子は、オニツカタイガー定番シューズ「メキシコ 66」を愛用。かなりお気に入りなのか、ソールの具合やレザーの風合いを見ると、長年大事に履き込んでいるように見える。英国の未来を背負って立つ王子の足元に、イギリスブランドを差し置いて、日本のオニツカタイガーが選ばれるとは、なんとも感慨深い。

---fadeinPager---

Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー)/ミュージシャン

圧倒的ステージを支えた、軽やかな競技用シューズ

210902-shoes-06.jpg

常に極限まで身体のラインを強調した、タイトなステージ衣装を愛用していたフレディ・マーキュリーは、足元もソールが薄く、素足のような感覚で履けるスニーカーがお気に入り。50年代から製造されていたレスリングシューズを、色違いで2足着用。俊敏な動きにもしっかりと対応可能なレスリングシューズなら、どんなにパワフルなパフォーマンスをしても安心だ。

---fadeinPager---

Bruce Lee(ブルース・リー)/武術家、俳優

あまりにも有名な、全身黄色と黒の出で立ち。

210902-shoes-07.jpg

ブルース・リーはプライベートでオニツカタイガーのスニーカーを愛用していたが、彼の遺作となった映画『死亡遊戯』では、オニツカタイガーにインスパイアされたスニーカーを採用。映画を一度も見たことがなくても、このイエローのトラックスーツにイエローのスニーカーを合わせたアイコニックな姿は、誰しも脳裏に焼きついているはずだ。

関連記事

※この記事はPen 2020年4/15号「オニツカタイガー完全読本。」特集より再編集した記事です。