お芋スイーツが流行中。麻布十番にはコーヒーとのマリアージュの店が!

  • 写真・文:高橋一史

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9月1日にオープンした東京「望月」の看板メニュー、「熟成焼き芋テリーヌ」とコーヒーのセット。¥1,500(税込)から。

季節感のある食材は、現代のスイーツの重要テーマ。
近頃は生産地がわかる高級品が評判で、コンビニスイーツにさえもその名が溢れているほど。
完熟マンゴー、シャインマスカット、あまおういちごらの西洋由来フルーツを日本で品種改良したものが代表格。
秋になると、和栗、かぼちゃ、さつま芋らの日本食材が次々に登場してきます。
和食人気のルーツは、たぶん抹茶でしょう。
いまや世界のカフェを席巻する抹茶から派生して、日本の伝統食材を掘り起こす動きになったのではないかと。

近年で注目度が急上昇した秋の味覚が、さつま芋。
スーパーの成城石井で安納芋や紅はるかの焼き芋(冷えたもの)を見かけるようになったのは何年前のことでしたか。
安くはない値段ながら食べると、溶け出す密の多さとねっとりとした濃厚な甘さに大満足。
凝ったスイーツの並びに単なる焼き芋を置く理由は、それらを上回るおいしさがあるからだと知りました。
そういえば2020年にはスターバックスで限定「大学芋フラペチーノ」が登場しましたね!
ついにここまで来たか、と思ったものです。

さつま芋モンブランを看板メニューにした芋専門店も話題になるなかで、9月1日に麻布十番にさつま芋&コーヒーのカフェ「望月」がオープンしました。
日本茶でなくコーヒーとのマリアージュを愉しむ店というコンセプトに惹かれ、オープン直前のお披露目会に参加してきました。

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記事冒頭写真のスイーツは、さつま芋入りのパウンドケーキ。白砂糖は不使用だそう。密まみれの芋と比べるとあっさりとした味わいです。

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コーヒーはブレンド1種類、コールドブリュー、エスプレッソ、カフェラテなど絞られた展開。シングルオリジンはなし。これはブレンドで、コロンビア産とエチオピア産のミックス。焙煎を手掛けるのは清澄白河「HAGAN ORGANIC COFFEE」。

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季節メニューのかき氷「熟成焼き芋モンブラン」¥2,200(税込)。すごいボリュームです!中心部はかき氷ですから意外とさらりと食べられます。モンブラン部分は宮崎産の紅はるかなどを使用。刺されたパリパリの芋が、アイスでのウエハース的なアクセント。

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店内はカウンターを含む全18席。

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麻布十番駅出口から5分ほどの立地。テラス席もありテイクアウトも可能。

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左はかき氷で、右が手土産になる「冷やし熟成焼き芋」。3本入りだと¥1,000(税込)

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前述の「冷やし熟成焼き芋」の紙パッケージ。

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3時のおやつにちょうどいい、スライスされた冷やし焼き芋。保冷剤入りでまだ続きそうな暑い日でもOK。

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「熟成焼き芋のテリーヌ」のテイクアウト品は木箱入り。¥1,080(税込)。

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まずイートインで味わい、おいしかったら手土産に購入するのがよさそう。

コロナ禍で生活を見直すようになり、日本的なるものへの興味が加速したように思います。
食でも服装でもごく自然に和洋折衷するのがいまのライフスタイル。
今後の世の中の動きがさらに気になる今日このごろです。

望月
東京都港区麻布十番3-7-4 1F
営業11時〜19時
不定休
www.instagram.com/mochizuki_cafe/

All Photos©KAZUSHI

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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