男も照れずに持ち歩ける、紙コーン包みのフラワーショップが表参道で話題です!

  • 写真・文:高橋一史

Share:

プライベートはもとより、仕事先に顔を出すときなどの手土産は、スイーツばかりじゃ芸がありません。
たまには場を和ませる花でも、と思っても、相手に渡すまでが試練の時間なんですよねえ。
女性客しかいないファッションの店やカフェにひとりで平然と入れる私でも、花束を手に持って歩き続けるのはちょっと無理。
すれ違う人の目線が気になります。
花束は祝いごと、または女性相手という先入観があるからでしょう。
自意識過剰なそこを克服しちゃえばいいのでしょうが、まだまだクリアできない課題です。

そんな折に知ったのが、コーン型の白い厚紙で覆われて中身が見えにくく、掴んでも花を潰さない花束。
2020年に表参道にオープンしたフラワーショップ「IKKAYA(一花屋)」のアイディア商品です。

IMG_7450.jpg

手土産にぴったりな小型サイズ。
花と植物のセレクトが甘々じゃなく辛口なのは、土地柄らしいセンス。
わざわざここで買う価値ありです。

IMG_7452.jpg

IMG_7454.jpg

サイズごとの定額で、SS〜Lで¥3,300(税込)〜8,800(税込)。
よりお手頃な¥1,980(税込)ミニセットもあり。

IMG_7447.jpg

購入すると、この紙袋に入れてくれるのがイイんです!
隠れますから、男も堂々と持ち歩けちゃいます。
贈られた人が慌てて花瓶を用意する必要もなし。
机の横にひとまず置いたり、目立たないから贈られる気恥ずかしさとも無縁。
外で渡されても持ち帰りが便利。
こういう店が少ないのがむしろ不思議なほどよく考えられた工夫です。

この花束に出会ったのはファッション系のPRオフィスにて。
人を呼んだイベントのときに、帰りのギフトにしてくれました。

IMG_7455.jpg

私が選んだのがこれ。
どうせなら!ってことでフェイク感あるストロングな配色を。
コロナ禍で強い色で気分上げたい気持ちもありまして。
現在はこれが枯れて茶色になったものをオブジェとして飾ってます。

DSC07591.jpg

shop photo:IKKAYA

店があるのは、表参道ヒルズのあるメイン通りの反対側にあるグッチの店が入った青山パラシオタワーの裏手あたり。
(知らない人にはぜんぜん伝わらない説明だな……)

東京都港区北青山3-10-1 青山TWビル1F
INSTAGRAM
www.instagram.com/ikkaya_omotesando/

お高めの価格帯なものの、花を贈りなれない我々(皆さんもそうだと信じる)の強い味方になる話題の店です。

All Photos©KAZUSHI

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。