100周年を迎えたグッチが、満を持して送り出す。自社ムーブメントを搭載した、コレクター垂涎の高級時計

    Share:

    NEWSな服&小物

    Vol.63写真:若林武志 文:森下隆太

    21.5.28pen_45970.jpg
    ハイファッションの文脈からウォッチメイキングの世界へーー。両者の領域への橋渡し役となるようなエポックメイキング的な一本。

    グッチは今年でブランド創設100周年。「バレンシアガ」やトムフォード時代のレガシーのハッキングが印象的な最新コレクション「Aria」や、清水寺などを舞台にした京都でのエキシビションなど、さまざまな話題でファッション業界を盛り上げている。そして、満を持して、ハイウォッチメイキングへ試金石となる一本が登場。ブランド初となる自社製ムーブメントを搭載し、時計業界に一石を投じた。

    ピックアップしたのは「GUCCI 25H」というモデル。「25」という数字はクリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレのラッキーナンバーであり、グッチのコレクションにもよく用いられている数字でもある。このモデルには、スイスのラ・ショー・ド・フォンにあるケリングの最先端ムーブメントマニファクチュールで開発・製造されたオリジナルムーブメントキャリバー「GUCCI GG727.25.A」が搭載された。ケース径40mm、厚さ7.2mmと洗練された薄型ウォッチだ。

    デザインは、インダストリアルかつミニマルに徹している。フラットなケースとベゼルに隠れるリューズ、ケース一体型のブレスレットとホリゾンタルに凹凸をつけたダイアルなど、現代建築を思わせるデザインを随所に採用。最高峰の技術が詰まっていながらも、アクセサリーとしての役割もしっかりと果たしてくれる。グッチにしか作り得ない、至高の一本の誕生だ。

    21.5.28pen_45976.jpg
    3層で構成されたケースは、わずか7.2mmという驚くべき薄さ。直径は40mmと、すっきりとしたフォルムを損なわないようにバランスが取られている。

    21.5.28pen_45978.jpg
    ケースバックはサファイアクリスタル製でキャリバーが時を刻む動きを見ることができる。ムーブメントのプレートには、独自のウェーブパターンが施され、ブルーのスクリューもアイコニックな輝きを放つ。

    21.5.28pen_45991.jpg

    GUCCI 25H オートマティック スチール
    【価格】124万3000円(税込)
    【問い合わせ先】グッチ ジャパン クライアントサービス
    TEL:0120-99-2177