【Penが薦める今月の3本】オメガからハミルトンまで、「ブロンズ×味革ストラップ」でヴィンテージの味わいを楽しむ

  • 写真:渡邉宏基
  • 文:並木浩一

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HAMILTON[ハミルトン]/カーキ フィールド メカ ブロンズ。

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OMEGA[オメガ]/シーマスター 300 ブロンズゴールド。オメガにより特許申請中のブロンズゴールドは37.5%の純金を含む、いわば“9Kのブロンズ合金”。さらにパラジウムやシルバーを配合し、色合いはピンクゴールドに近い。酸化が進んでも緑青を発することなく、経年による風合いの変化がゆっくりと進む。METAS認定の高耐磁性ムーブメントや、耐傷性に優れるセラミック製のベゼルリングを備えた逆回転防止ベゼルも採用。自動巻き、ブロンズゴールド、ケース径41㎜、パワーリザーブ約60時間、カーフ革ストラップ、300m防水。¥1,364,000/オメガお客様センター(TEL:03-5952-4400)

腕時計は道具である以上、使い込むほどに傷や汚れが付くのは、もはや宿命だ。であれば逆転の発想で、エイジングを積極的に楽しむという選択肢もある。ブロンズケースとレザーストラップは、その最良の組み合わせといえる。

そもそも10年ほど前にブロンズケースがひっそりとメジャーデビューした時には、訝しむ声も多かった。貴金属でもスチールでもない、ましてや当時注目が集まっていたチタンやセラミックのような尖った個性を放つ先端素材でもない。青銅自体はオールド・マテリアルであり、なにより酸化による変色を避けられないからだ。

つまりは経年変化するのだが、それをポジティブに捉える人々が現れた。穿き古すほどに馴染むデニムのように、自分だけの一本に“育って”いくのが愛おしいと思われるようになったのだ。しかもブロンズは船具に使われてきたように、塩分にめっぽう強く、海水や汗への耐性が高い。そして今年、オメガが発表したのは、金を配合した「ブロンズゴールド」。緑青は吹かず、変化がゆっくりと進む。

革ストラップとのコンビの観点でいえば、動物皮革も経年変化でふたつとない味わいが出てくる。夏場や海ではタブーと思われがちだが、その汗や潮ですら“深み”を増すのにひと役買う。ブロンズ×味革ストラップはまさにヴィンテージの美学なのだ。

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HAMILTON[ハミルトン]/カーキ フィールド メカ ブロンズ。ダークな文字盤に純白の秒針、オールドラジウムカラーのスーパールミノバを塗布した時分針と三角形のアワーインデックス。1960年代のオリジナルモデルを忠実に復刻したミリタリーウォッチの硬質な美学に、「カーキ フィールド」で初となるブロンズケースを纏わせると、印象が一変。革製のNATOストラップで精悍さも引き立つ。ケースバックは堅牢なチタン製。手巻き、ブロンズ、ケース径38㎜、パワーリザーブ約80時間、カーフ革NATOストラップ、5気圧防水。¥105,600/ハミルトン TEL:03-6254-7371

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ORIS[オリス]/ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト。ベースのモデルは1938年発表という歴史を有する、大きなリューズとポインター式カレンダーがアイコニックなシグニチャーピース。ケースに加えダイヤルもブロンズ製で、個別に特殊加工を施し、一つひとつ独自の味わいをもたせた。ストラップの革も毛羽立たせた独特のテクスチャーに仕上げ、ヴィンテージ感を演出。自動巻き、ブロンズ、ケース径40㎜、パワーリザーブ約38時間、カーフ革ストラップ、5気圧防水。¥242,000/オリス ジャパン TEL:03-6260-6876

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