石けんの香りで評判の香水バイレードが、洗剤&Tシャツの3点ギフトで届いた!

  • 写真・文:高橋一史

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香水ブランド「バイレード(BYREDO)」、ご存知ですか?
“ファッショニスタ御用達” などと言われるように、ビオトープ、エストネーション、トゥモローランド(スーパー エー マーケット)、ロンハーマン、ドーバー ストリート マーケットなどの店で取り扱われ、伊勢丹新宿店にはオンリーショップも。
ハイセンスな人たちが認める、ファッション性の高い香り(及び世界観)ってことですね。
香水は香りそのもので差別化するのは困難ですから、パッケージやロゴデザインといった世界観が重要な要素になります。
すべてアルコールフリー香水のオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー、すべてに自然なハーブ感があるイソップのように明確なスタイルを持つブランドは世界でもごくわずか。

バイレードは最近、売れ行きが絶好調と耳にすることが多いブランド。
実際の数字は不明ですが、ニューノーマルな生活が広がるなかで香水全般の人気が高まっています。
「香水=セクシャルアピール」と考えている人には、「人に会う機会が減ったのになぜ好調?」と思われるようですが、香りにはストレスを軽減させポジティブな気分にしてくれる力がありますから。
家のなかでも自分のために使うのは、アパレルで働くようなファッション好き女性には当たり前の感覚。
だからこそコロナ禍のいま、香りがクローズアップされてるんです。

バイレードは北欧スウェーデン発で、美術学校出身で元プロバスケットボール選手(腕にぎっしりとタトゥーが入った巨漢)という異例の経歴のベン・ゴーラムが2006年にストックホルムで創業。
評判を得た理由のひとつには、シャネルやディオールといった老舗のビッグネームでない気鋭の香水ブランドに興味を持つ人が増えた時代の流れがありそうです。
さらに、キャラが強いゴーラム氏の交友関係の広さもあるでしょうね。

そんなバイレードから、創造的なギフトセットが届きました!
ブランドを代表する人気の香り「ブランシェ」が、爽やかな白(ブランシェ=フランス語の白)の限定パッケージで発売されたことを記念する贈り物。

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3点ギフトセット。左から、衣料用洗剤、白パッケージのブランシェ、圧縮白Tシャツ。

すごく洒落た3点セット!
石けんの香りと称されるブランシェとリンクする、洗濯洗剤とTシャツ入り。
日本ブランドで石けんの香りといえばSHIROが有名かと思いますが、こちらが子ども時代に手を洗い入浴した記憶を呼び起こすのに対し、ブランシェはどこかランドレット(コインランドリー)と結びつく印象です。

つけた最初のトップノートでは、鼻に少し“つん”とくる爽やかな酸味があり。
彼らも香りの説明として洗いたてのシーツを例に挙げることがあるように、同じ石けんでも西洋的なのがブランシェ。
まさに洗剤や白Tシャツの世界観なのです。

でもここでひとつ残念なお知らせを。
ギフトセットは実は非売品で、洗剤もTシャツもこのためにつくられたもの。
洗剤は香りのよさをテーマに環境意識も高いイギリスの新進洗剤ブランド、wiltonとのコラボというこだわりの品なのに!
評判をリサーチするためまずはテスト配布したのかもしれません。
香りの柔軟剤と違い洗濯物が乾くと匂いが消える心地いい洗剤。
将来的な製品化を期待しましょう!

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白ボックスでキャップも文字も白くアレンジされた、7月1日から限定販売中のブランシェ。ガラス瓶が紙の台座にぎっちりハマり、箱をひっくり返して叩いても落ちない堅牢な箱のつくり。¥33,000(税込)

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フランス製100mLスプレーのオード・パルファム。見た目が小ぶりで軽快なのに、ガラスが分厚く持つとずっしり。蓋がマグネット式で軽く着脱でき、使う気分も心地いいです。香りの持続力は弱めな印象。トワレやコロンに近い使い方ができそう。

ここ最近、ブランシェ洗剤で服を洗い、ブランシェ香水を仕事机横のカーテンにシュッと吹き付ける毎日。
完全にギフトの術中にハマったかもしれません。
夏には爽やか気分がいちばん!

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カメラレンズと眼鏡と財布とブランシェ。仕事机にフツーに馴染んでます。派手な自己主張も化粧品感もないから、玄関でも窓際でも置き場所自在。

以下は2021年のPen Onlineで私が書いた香水記事のリンクです。
わりとマジメに仕事してますんで、ぜひぜひ見てやってくださいませ。

●香りで五感を呼び起こす、情熱の男が創造した「フエギア 1833」の空間がギンザシックスに

●イソップ初、互いに作用し合うフレグランス3型同時発売!

●現代的な感性の穏やかな香りが漂う、エルメスの新作香水「H24」

photo © Kazushi

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。