柳原可奈子が選ぶ、井上陽水楽曲のMY BEST 3──自分を見つめ直す時、こっそりあの歌を聴くんです。

  • 文:杉本勝彦
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1位.氷の世界 (『氷の世界』収録)

2位.My House (『あやしい夜をまって』収録)

3位.カナリア (『LION & PELICAN』収録)


芸人の柳原可奈子さんは、熱心な陽水ファンだった父親の影響で自らも虜に。テレビの共演時に陽水本人にその想いを伝えると、その後、陽水は柳原さんのラジオ番組に出て、悩みも聞いてくれた。

「人前に立って話をする私を客観視して評価する私もいて、だから自分の話をするのが恥ずかしいんです。そう打ち明けると、『アンテナが鋭敏だから面白いものができる。恥ずかしいという感覚を持っている人の芸は素晴らしいですよ』とありがたい言葉をいただき、なぜこんなに陽水さんに惹かれるのかがわかった瞬間でした。また、私のギャルのネタが陽水さんのお気に入りだというのも意外で、印象的でした(笑)」

ベストな一曲は「氷の世界」。その理由も柳原さんらしい。

「この曲は、自分が無理していい人を演じすぎているなと感じる時に、こっそり聴くんです。《人を傷つけたいな 誰か傷つけたいな》という歌詞を頭でなぞりながら、少しだけ悪いことを想像すると、なんだかすごくホッとするんです(笑)」

柳原可奈子●1986年、東京都生まれ。ギャルや女性ショップ店員を同性ならではの視点で演じたネタで人気を得る。テレビではMCからナレーションまで幅広く活躍。昨年、女児を出産し、現在は育児休業中。

こちらの記事は、Pen 2020年5月1・15日合併号「【完全保存版】井上陽水が聴きたくて。」特集からの抜粋です。