憂鬱と不安を相互に示す、ふたりの彫刻家にクローズアップ! スカイザバスハウス「和田礼治郎/アリエル・シュレジンガー」へ。

東京の現代美術の聖地のひとつとして知られる「スカイザバスハウス」。築200年の銭湯を改装したギャラリーでは、最先端の日本のアーティストを世界に発信しながら、同時に海外の優れた作家を積極的に紹介しています。2017年1月27日(金)~2月25日(土)の期間、注目の彫刻家二人をクローズアップした「和田礼治郎/アリエル・シュレジンガー」展が開催されます。 ギャラリー空間の正面には、和田氏の大作『VANITAS(2015年)』が。6mの真鍮板を鋭角に配置し、その隙間に投げられた様々なフルーツ。時間の経過にしたがいフルーツに含まれる酸が真鍮の表面を侵食して、その移動の痕跡として緑青が生じます。...

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