街ゆく人の目を奪う、メゾンエルメス銀座の“動く”ディスプレイの仕掛けとは。

文:梶原博子

“街に開かれた劇場”を標榜し、道行く人びとの目を楽しませるメゾンエルメス銀座のウィンドウディスプレイ。毎回さまざまなクリエイターとコラボレーションし、エルメスのプロダクトの魅力を発信してきた。エルメスの年間テーマである「イノベーションの動き」を2020年のディスプレイのテーマとして掲げている。その第一弾として、国内外で注目される日本のコンテンポラリーデザインスタジオ、we+(ウィープラス)による展示「美しき出会いーEncounter」がスタートした。 安藤北斗と林登志也によるwe+は、リサーチと実験に基づいた独自の手法でデザインを行う。今回は、イノベーションという概念を解釈するところ...

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